靴のイラスト描き方。絶対おさえておきたいポイント ヒール・ブーツ・スニーカー
靴の描き方講座
靴(くつ)を描く時、バランスがおかしくなったり、形がいつも一緒になることはありませんか?ume先生の「靴の描き方講座」では靴の描き方や足の構造を解説しています。
動画を見る時間のない方はこの記事で靴の描き方をマスターしましょう!
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クツを描く前に、まず脚の構造を確認します。足が立体的であるのと同様に、指先や甲も全て立体的です。
土踏まずは親指側についていること。かかとは少し外に飛び出ているということ。
足の裏を見ると外側が滑らかな曲線だということ。この3点は覚えておきましょう。
可動域(かどういき)に関して、指は水平に足を置いた状態からかなり上まで曲げられます。足首は約45度まで上げることができ、下は甲が垂直になるまで曲げられます。
この記事では簡単に足の描き方について触れましたが、詳しい描き方についてはこちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみて下さい。
靴のイラストを描くポイント
1つ目は、靴が小さくなってしまうので、足のアタリの上にそのまま靴を描いてはいけないことです。本来、靴は足を包むものなので一回り大きく描きましょう。
2つ目は先ほどの足首の可動域と関わることですが、過剰に曲げ過ぎないということです。特に「あおり」や「ふかん」の際は気をつけましょう。自分の足で確認しながら描くといいでしょう。
スニーカーの描き方
ここからは様々なシーンで使えるスニーカー、ブーツ、パンプスについて解説していきます。
まずはスニーカーからです。
横から見たスニーカーを描く
スニーカーには3つの種類があり、くるぶしの長さによって種類が分かれます。ローカット、ミドルカット、ハイカットの3つです。
その他にも、スリップオンやハイソールスニーカーなどがあります。
スニーカーの基本形は簡単な台形で、先端は若干上がり、足を入れる穴は半分より右よりの位置にあります。足首を包む部分には少し厚みがあり、紐は足の甲の部分に沿って入ります。
スニーカーを正面から描く
正面についても、前後を考える必要はありますが、基本の台形で考えて形で覚えましょう。特に紐が外側へ向く点、つま先が若干上がっている点に注意してください。つま先が上がると底も見えるようになります。
スニーカーを後ろから描くコツ
後ろ側を描く際は俯瞰(ふかん)になる場合が多いですが、連なる台形が3つあると考えてみましょう。足首の部分の厚みを意識するとより靴らしく見えてくるでしょう。
俯瞰や煽りの角度で描いたスニーカーはこちらを参考にしてください。
紐の描き方
続いて、スニーカーの細部を見ていきましょう。最も複雑なパーツとなっているのが「紐(ひも)」です。紐を描くポイントは、穴に通る部分を少し狭めることと、結んだ先は固定されることを意識することです。
まずは通し穴を描き、1番手前の先端部分、上にかぶさる斜めの部分を描きます。最後に残りの斜めの部分を描いてみましょう。この方法はブーツなどにも応用できると思うので色々試してみて下さい。
パソコンで描く場合、太い線でバツ印を組み合わせ、外側を自動選択し、ピクセルを拡張した後、選択範囲反転させ中をデリートすると描くことができます。
スニーカーの斜め向き(応用編)
斜め向きのスニーカーについては単純な台形とまでは行かないですが、台形の立体で覚えておいて大丈夫です。指・甲・かかとの形に注目して、カクカクの足を描く感覚で描いてみましょう。
小指部分に相当するふくらみのところを忘れず描きましょう。逆側の土踏まず側も把握しておけば底も悩まず描けるようになるので、側面をしっかり把握しておきましょう。
ブーツの描き方
ブーツはロング、カジュアル・ショートに分かれます。ブーツの形も甲、指先の立体が関わってきます。
指先が少し浮いているということ、かかと部分の方に厚みがあるため足首の部分にしわができるということを意識しましょう。地面の接地面を考えながら足にかぶせるように描きましょう。正面から見ると底が見えたり、前がWの形になります。
アオリとフカンの角度
少し変わった角度の俯瞰やあおりを見ていきます。接地面を考えるのが難しいという場合は、ガラス板の上に乗っているように考えます。どこが地に着く部分かということを考えながら描きましょう。
パンプスの描き方
パンプスの種類は通常のプレーンからサイドのないセパレート、つま先のあいたオープントゥなどがあります。つま先がかなり上がることと、かかとの下の固定部分がやや内側についていること、側面の立体を忘れないことに注意しましょう。
側面は向きにより形が変わるので、よく観察しましょう。つま先部分は三角にとらえ、底はDの形をとらえましょう。生地の盛り上がりにより、若干底が見えることにも注意しましょう。
スニーカーイラストの作例
次のイラストは実際にスニーカーのイラストを描いたものです。
まずは台形の立体を考え、側面をくっつけながら描きます。底の部分は分厚くなっているので気をつけましょう。
ブーツの作例
指先を少し浮かし、底の部分に厚みがあるので、しわを描きます。
パンプスの作例
指先をかなり上げ、底が見えるようにします。かかとはやや高めにし、側面の立体をずれないように描 いていきます。
全体に共通することは側面の部分を気にして描くことです。ブーツやパンプスの場合は底面が少し見えることをプラスして意識し、スニーカーは肝となる紐の部分を意識しましょう。
まとめ
靴の描き方講座はいかがでしたか?
動画講座では実際にイラストを描いていきながら解説を行っています。繰り返し靴を練習して描き方を自分のものにしてくださいね!
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投稿完了
靴の描き方講座
靴(くつ)を描く時、バランスがおかしくなったり、形がいつも一緒になることはありませんか?ume先生の「靴の描き方講座」では靴の描き方や足の構造を解説しています。
動画を見る時間のない方はこの記事で靴の描き方をマスターしましょう!
足の構造
クツを描く前に、まず脚の構造を確認します。足が立体的であるのと同様に、指先や甲も全て立体的です。
土踏まずは親指側についていること。かかとは少し外に飛び出ているということ。
足の裏を見ると外側が滑らかな曲線だということ。この3点は覚えておきましょう。
可動域(かどういき)に関して、指は水平に足を置いた状態からかなり上まで曲げられます。足首は約45度まで上げることができ、下は甲が垂直になるまで曲げられます。
この記事では簡単に足の描き方について触れましたが、詳しい描き方についてはこちらの記事にまとめていますのでぜひ参考にしてみて下さい。
靴のイラストを描くポイント
1つ目は、靴が小さくなってしまうので、足のアタリの上にそのまま靴を描いてはいけないことです。本来、靴は足を包むものなので一回り大きく描きましょう。
2つ目は先ほどの足首の可動域と関わることですが、過剰に曲げ過ぎないということです。特に「あおり」や「ふかん」の際は気をつけましょう。自分の足で確認しながら描くといいでしょう。
スニーカーの描き方
ここからは様々なシーンで使えるスニーカー、ブーツ、パンプスについて解説していきます。
まずはスニーカーからです。
横から見たスニーカーを描く
スニーカーには3つの種類があり、くるぶしの長さによって種類が分かれます。ローカット、ミドルカット、ハイカットの3つです。
その他にも、スリップオンやハイソールスニーカーなどがあります。
スニーカーの基本形は簡単な台形で、先端は若干上がり、足を入れる穴は半分より右よりの位置にあります。足首を包む部分には少し厚みがあり、紐は足の甲の部分に沿って入ります。
スニーカーを正面から描く
正面についても、前後を考える必要はありますが、基本の台形で考えて形で覚えましょう。特に紐が外側へ向く点、つま先が若干上がっている点に注意してください。つま先が上がると底も見えるようになります。
スニーカーを後ろから描くコツ
後ろ側を描く際は俯瞰(ふかん)になる場合が多いですが、連なる台形が3つあると考えてみましょう。足首の部分の厚みを意識するとより靴らしく見えてくるでしょう。
俯瞰や煽りの角度で描いたスニーカーはこちらを参考にしてください。
紐の描き方
続いて、スニーカーの細部を見ていきましょう。最も複雑なパーツとなっているのが「紐(ひも)」です。紐を描くポイントは、穴に通る部分を少し狭めることと、結んだ先は固定されることを意識することです。
まずは通し穴を描き、1番手前の先端部分、上にかぶさる斜めの部分を描きます。最後に残りの斜めの部分を描いてみましょう。この方法はブーツなどにも応用できると思うので色々試してみて下さい。
パソコンで描く場合、太い線でバツ印を組み合わせ、外側を自動選択し、ピクセルを拡張した後、選択範囲反転させ中をデリートすると描くことができます。
スニーカーの斜め向き(応用編)
斜め向きのスニーカーについては単純な台形とまでは行かないですが、台形の立体で覚えておいて大丈夫です。指・甲・かかとの形に注目して、カクカクの足を描く感覚で描いてみましょう。
小指部分に相当するふくらみのところを忘れず描きましょう。逆側の土踏まず側も把握しておけば底も悩まず描けるようになるので、側面をしっかり把握しておきましょう。
ブーツの描き方
ブーツはロング、カジュアル・ショートに分かれます。ブーツの形も甲、指先の立体が関わってきます。
指先が少し浮いているということ、かかと部分の方に厚みがあるため足首の部分にしわができるということを意識しましょう。地面の接地面を考えながら足にかぶせるように描きましょう。正面から見ると底が見えたり、前がWの形になります。
アオリとフカンの角度
少し変わった角度の俯瞰やあおりを見ていきます。接地面を考えるのが難しいという場合は、ガラス板の上に乗っているように考えます。どこが地に着く部分かということを考えながら描きましょう。
パンプスの描き方
パンプスの種類は通常のプレーンからサイドのないセパレート、つま先のあいたオープントゥなどがあります。つま先がかなり上がることと、かかとの下の固定部分がやや内側についていること、側面の立体を忘れないことに注意しましょう。
側面は向きにより形が変わるので、よく観察しましょう。つま先部分は三角にとらえ、底はDの形をとらえましょう。生地の盛り上がりにより、若干底が見えることにも注意しましょう。
スニーカーイラストの作例
次のイラストは実際にスニーカーのイラストを描いたものです。
まずは台形の立体を考え、側面をくっつけながら描きます。底の部分は分厚くなっているので気をつけましょう。
ブーツの作例
指先を少し浮かし、底の部分に厚みがあるので、しわを描きます。
パンプスの作例
指先をかなり上げ、底が見えるようにします。かかとはやや高めにし、側面の立体をずれないように描 いていきます。
全体に共通することは側面の部分を気にして描くことです。ブーツやパンプスの場合は底面が少し見えることをプラスして意識し、スニーカーは肝となる紐の部分を意識しましょう。
まとめ
靴の描き方講座はいかがでしたか?
動画講座では実際にイラストを描いていきながら解説を行っています。繰り返し靴を練習して描き方を自分のものにしてくださいね!