pen-iconpen-iconSAIの曲線ツールを使用したヘッドホンの描き方&メイキング講座

簡単なようで実は意外と難しいヘッドフォンの描き方。
頭の角度によっても描き方が変わるため、面倒に感じている方も多いのではないでしょうか?
この講座では、kireroさんがSAI曲線ツールを使用してヘッドホンなどの円の描き方を解説していきます!


SAIの曲線ツールを使ってヘッドフォンを描く

曲線ツールを使用して円を描く

はじめに、円を描いていく上で大切になる円データを作ります。
まず新規レイヤーを作成し、曲線ツールに切り替えます。
次に、ペンタブからマウスに持ち替えて一度クリックし、キャンバスを時計回りに回転させ、またクリック・回転させてクリックを繰り返します。

曲線ツールで円を描く

一周したところでダブルクリックして、円の完成です。
キャンバスの回転は、windowsでは『Endキー』、macの方や『Endキー』がない方は、SAIのショートカットキーオプションでどのキーになっているか確認してみましょう。
『Endキー』が使いづらい場合、ショートカットキーオプションで他のキーに割り振ることもできます。

ショートカットキーの解説

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ペン入れをする

ヘッドホンの下描き&ペン入れ

まずはラフを描きます。
次に、大まかに書いたラフをもとに細かい下書きをします。はじめから服を着せた状態を描かずに、裸の状態から下書きを起こすと描きやすいでしょう。

ラフのイラストを描く

背景の円もこの時点で配置します。
自由変形である程度変形してから、自由な形で適切な形に整えます。

自由変形で形を調整する

次にペン入れをしていきますが、最初に作った円データを複製するとその都度作る手間が省けます。
複製した円を下書きに沿って変形していきます。変形する前にあらかじめ円の軸線(画面上の青い直線)を入れておきます。

ペン入れをする

円レイヤーを選択して自由な形にチェックを入れ、変形していきます。
そのとき横の辺を軸線と平行になるように、角形の面にあるボックスをクリックして変形します。

自由な形に変形

変形する際に角の方(×で示した部分)をクリックして変形すると並行ではなくなるので注意しましょう。
先ほど変形した円を複製して、ヘッドホンの溝や構造を細かく描いていきます。

ヘッドホンの溝や構造を描く

ヘッドホンは無機物なので曲線ツールで描いていきます。
細かいところは鉛筆ツールで描き込みます。

鉛筆ツールで細かい部分を描く

ヘッドホン以外の円形物のペン入れ

ティーカップなどをぺン入れしていきます。
ここでは、ヘッドホンと同じように円ツールを複製して描いてきます。
複製を繰り返すとレイヤー管理が大変になってくるので、その都度結合するかフォルダーにまとめると作業がしやすくなります。

ヘッドホン以外の円形物をペン入れする

フォルダーにまとめたレイヤーを、自由変形で大きさや角度などを微調整して全体の絵になじませます。

自由変形で全体に馴染ませる

残りの要素のペン入れ

新規レイヤーを作成し、円形物以外の箇所を鉛筆ツールで描き込んでいきます。
背景と人物の線画はレイヤーを分けておくと後々調整しやすいです。
最後に線画レイヤーを一つのフォルダーにまとめておきます。

円形物以外の描き込みを加える

イラストをレイヤーでパーツ分けする

新規レイヤーセットをつくりパーツ分けをしていきます。
領域検出元に指定したレイヤーを選択し、ペン入れレイヤーセットを「領域検出元に指定」を選択します。
選択ツールで選択していき、選択が終わった後、「選択」→「選択領域を1ピクセル拡張」を選び、はみ出した部分や線画が足らない部分に選択ペンツールで描いたり消したりして選択していきます。

パーツ分けをする

その後、鉛筆ツールかバケツツールで塗りつぶします。
この作業を各レイヤーに繰り返してゆき、パーツ分けが完了です。

バケツツールで塗りつぶす

イラスト全体を塗る

作成した線画に色を塗っていきます。
レイヤーの不透明保護にチェックを入れ、色塗り開始です。
マーカーツールで色を置いていき、伸ばしたいところは水彩筆でぼかし、はっきりとさせたいところは鉛筆ツールで描き込んでいきます。

マーカーや水彩筆で色を塗る

鉛筆で塗る際に、詳細設定の項目の濃度にチェックを入れておきます。
光源がどこにあるかを意識しながら色を塗っていきます。

光源の位置を意識して塗る

線画の色も調整します。
線画ファイルセットの上に新規レイヤーを作り、下のレイヤーにクリッピング、エアブラシツールで線画の色を置いていきます。
輪郭や肌の色は茶色系、暗い部分は焦げ茶色や暗い青色で締(し)めていきます。

線画の色を調整

ヘッドホンをした女の子イラストの仕上げ

一番上に新規レイヤーを作り鉛筆ツールで描き込んでいきます。
さらに、新規レイヤーをつくりオーバーレイモードにして色の調整をします。
暗くしたいところには藍系の暗い色を、明るくしたいところには暖色系の明るい色を置いて画面のメリハリをつけてきます。

暖色と寒色を用いてメリハリをつける

また新規レイヤーを作り、発行モードにしてハイライトを描き込みます。
鉛筆ツールで光の玉やスプーン、ヘッドホンのハイライトを描いていきます。金属系のハイライトは発光レイヤーの方が描きやすいです。
全体を見て、さらに描き込みたいところがあれば描き込んだら完成です!

ヘッドホンをした女の子イラスト

以上で「SAIの曲線ツールを使用したヘッドホンの描き方講座」は終了です。
動画講座では、実際にイラストを描いていきながら解説を行っていますので、 記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!


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投稿完了

簡単なようで実は意外と難しいヘッドフォンの描き方。
頭の角度によっても描き方が変わるため、面倒に感じている方も多いのではないでしょうか?
この講座では、kireroさんがSAI曲線ツールを使用してヘッドホンなどの円の描き方を解説していきます!


SAIの曲線ツールを使ってヘッドフォンを描く

曲線ツールを使用して円を描く

はじめに、円を描いていく上で大切になる円データを作ります。
まず新規レイヤーを作成し、曲線ツールに切り替えます。
次に、ペンタブからマウスに持ち替えて一度クリックし、キャンバスを時計回りに回転させ、またクリック・回転させてクリックを繰り返します。

曲線ツールで円を描く

一周したところでダブルクリックして、円の完成です。
キャンバスの回転は、windowsでは『Endキー』、macの方や『Endキー』がない方は、SAIのショートカットキーオプションでどのキーになっているか確認してみましょう。
『Endキー』が使いづらい場合、ショートカットキーオプションで他のキーに割り振ることもできます。

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ペン入れをする

ヘッドホンの下描き&ペン入れ

まずはラフを描きます。
次に、大まかに書いたラフをもとに細かい下書きをします。はじめから服を着せた状態を描かずに、裸の状態から下書きを起こすと描きやすいでしょう。

ラフのイラストを描く

背景の円もこの時点で配置します。
自由変形である程度変形してから、自由な形で適切な形に整えます。

自由変形で形を調整する

次にペン入れをしていきますが、最初に作った円データを複製するとその都度作る手間が省けます。
複製した円を下書きに沿って変形していきます。変形する前にあらかじめ円の軸線(画面上の青い直線)を入れておきます。

ペン入れをする

円レイヤーを選択して自由な形にチェックを入れ、変形していきます。
そのとき横の辺を軸線と平行になるように、角形の面にあるボックスをクリックして変形します。

自由な形に変形

変形する際に角の方(×で示した部分)をクリックして変形すると並行ではなくなるので注意しましょう。
先ほど変形した円を複製して、ヘッドホンの溝や構造を細かく描いていきます。

ヘッドホンの溝や構造を描く

ヘッドホンは無機物なので曲線ツールで描いていきます。
細かいところは鉛筆ツールで描き込みます。

鉛筆ツールで細かい部分を描く

ヘッドホン以外の円形物のペン入れ

ティーカップなどをぺン入れしていきます。
ここでは、ヘッドホンと同じように円ツールを複製して描いてきます。
複製を繰り返すとレイヤー管理が大変になってくるので、その都度結合するかフォルダーにまとめると作業がしやすくなります。

ヘッドホン以外の円形物をペン入れする

フォルダーにまとめたレイヤーを、自由変形で大きさや角度などを微調整して全体の絵になじませます。

自由変形で全体に馴染ませる

残りの要素のペン入れ

新規レイヤーを作成し、円形物以外の箇所を鉛筆ツールで描き込んでいきます。
背景と人物の線画はレイヤーを分けておくと後々調整しやすいです。
最後に線画レイヤーを一つのフォルダーにまとめておきます。

円形物以外の描き込みを加える

イラストをレイヤーでパーツ分けする

新規レイヤーセットをつくりパーツ分けをしていきます。
領域検出元に指定したレイヤーを選択し、ペン入れレイヤーセットを「領域検出元に指定」を選択します。
選択ツールで選択していき、選択が終わった後、「選択」→「選択領域を1ピクセル拡張」を選び、はみ出した部分や線画が足らない部分に選択ペンツールで描いたり消したりして選択していきます。

パーツ分けをする

その後、鉛筆ツールかバケツツールで塗りつぶします。
この作業を各レイヤーに繰り返してゆき、パーツ分けが完了です。

バケツツールで塗りつぶす

イラスト全体を塗る

作成した線画に色を塗っていきます。
レイヤーの不透明保護にチェックを入れ、色塗り開始です。
マーカーツールで色を置いていき、伸ばしたいところは水彩筆でぼかし、はっきりとさせたいところは鉛筆ツールで描き込んでいきます。

マーカーや水彩筆で色を塗る

鉛筆で塗る際に、詳細設定の項目の濃度にチェックを入れておきます。
光源がどこにあるかを意識しながら色を塗っていきます。

光源の位置を意識して塗る

線画の色も調整します。
線画ファイルセットの上に新規レイヤーを作り、下のレイヤーにクリッピング、エアブラシツールで線画の色を置いていきます。
輪郭や肌の色は茶色系、暗い部分は焦げ茶色や暗い青色で締(し)めていきます。

線画の色を調整

ヘッドホンをした女の子イラストの仕上げ

一番上に新規レイヤーを作り鉛筆ツールで描き込んでいきます。
さらに、新規レイヤーをつくりオーバーレイモードにして色の調整をします。
暗くしたいところには藍系の暗い色を、明るくしたいところには暖色系の明るい色を置いて画面のメリハリをつけてきます。

暖色と寒色を用いてメリハリをつける

また新規レイヤーを作り、発行モードにしてハイライトを描き込みます。
鉛筆ツールで光の玉やスプーン、ヘッドホンのハイライトを描いていきます。金属系のハイライトは発光レイヤーの方が描きやすいです。
全体を見て、さらに描き込みたいところがあれば描き込んだら完成です!

ヘッドホンをした女の子イラスト

以上で「SAIの曲線ツールを使用したヘッドホンの描き方講座」は終了です。
動画講座では、実際にイラストを描いていきながら解説を行っていますので、 記事よりも更に理解しやすくなっています。ぜひチェックしてみてくださいね!


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kirero

はじめまして。kireroと申します。 おもにSAIやphotoshopを使用してファンタジーなイラストやパステルなイラストを描いております。 少しでもお役に立てれば幸いです。


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だも子。

【ナレーション担当】 はじめまして。 アプリや同人ゲームなどで声の活動をしております、だも子。と申します。 今後も、作品様にとって最良のボイスをお届けできるよう、尽力いたします。

この講座の制作環境

OS:Windows7
ソフト:SAI
ペンタブ:Cinteq13HD

イラレポを投稿しよう

曲線ツールを使用してヘッドホンや小物を描いてみましょう!


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OS:Windows7
ソフト:SAI
ペンタブ:Cinteq13HD

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kirero

はじめまして。kireroと申します。 おもにSAIやphotoshopを使用してファンタジーなイラストやパステルなイラストを描いております。 少しでもお役に立てれば幸いです。


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だも子。

【ナレーション担当】 はじめまして。 アプリや同人ゲームなどで声の活動をしております、だも子。と申します。 今後も、作品様にとって最良のボイスをお届けできるよう、尽力いたします。