ブラシ塗りのやり方!アニメ塗りとの違いとは?肌・髪・服の描き方をイラストメイキングで解説
キャラクターを華やかに表現できる「ブラシ塗り」は、デジタルイラストのアニメ塗りをベースにした塗り方で、イラスト制作でも人気の塗り方です。
キャラクターの塗りなど、様々なイラストにおいてプロの現場でも使われています。ブ
ラシ塗りのやり方を覚えて、より魅力的な塗りのキャラクターイラストに仕上げましょう!
今回は、YouTube ショートで100万回以上の再生回数を記録した、パルミー月謝制講座「ブラシ塗り講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
ブラシ塗りのコツや、キャラクターイラストをブラシ塗りで制作する手順を見ていきましょう。
ブラシ塗りの基礎知識
1.ブラシ塗りとは何か?
ブラシ塗りは、イラストの所々で影をボカす塗り方です。
影をボカしてグラデーションのように仕上げる箇所もあれば、アニメ塗りのように影をボカさない箇所もあります。
ブラシ塗りの利点
・手軽に高級感が出せる
・仕事絵でも使える
・塗り方がシンプルで分かりやすい
アニメ塗りと同じように簡単に塗ることができるので、イラスト初心者の方にもオススメの塗り方です。
ぜひブラシ塗りを覚えて、キャラクターイラストの制作に使ってみてください。
2.ブラシ塗りの影の描き方
ボカす箇所の決め方
続いて、イラストのどの部分をボカせばよいのか、ブラシ塗りの基本的な方針を見ていきましょう。
・近い物体から生じた影はボカさない
・遠い物体から生じた影はボカす
作例のキャラクターの白いエプロンは、青い衣服から近い位置にあります。
エプロンは近い位置にあるので、エプロンから青い衣服に落ちる影はボカしません。
反対に、キャラクターが手に持っているトレーは、袖やスカートから遠い位置にあります。
トレーは遠い位置にあるので、トレーから袖やスカートに落ちる影はボカします。
距離に合わせてボカす箇所とボカさない箇所を作ることで、遠近感が出て立体的に見えます。
ブラシ塗りの影を描く手順
アニメ塗りのような輪郭が硬い影を置きます。
続いて、作例のように影とベースの境界の部分をボカしましょう。
ここまでの手順で、ブラシ塗りの影は描けました。
ここからもうひと手間加えることで、見栄えの良い影にすることができます。
新規レイヤーを作成して、先ほど塗った濃い影の上に薄い影を乗せましょう。
濃い影のフチや境界に近い部分を残すように、薄い影を置きます。
薄い影の色を選ぶ際は、スポイトでベースの色を採るのがオススメです。
更に、薄い影の境界をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませると、上の作例のような影になります。
薄い影を乗せたことで情報量が多くなり、影の色合いが豊かになりました。
影塗りの全体の流れ
①影を置く
影をボカすかどうかは、影の元になる物体との距離(近いか遠いか)によって決めます。
物体との距離感が説明できると、キャラクターに立体感が出ます。
②質感を足す
布の塗りには特に重要です。
うっすらと色を置くことで、情報量を上げることができます。
③少し薄い色で掘り起こす
手順①で描いた影の上に、薄い色を置きます。
影の塗りと地の色が馴染んで、きれいに見えます。
パーツの影塗りをする際の大まかな流れとして、①~③の手順を意識してみてください。
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使用するペイントソフト
ペイントソフトのCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使用します。
ブラシ塗りは他のペイントソフトでもできるので、普段使っている制作環境で試してみてください。
今回のイラストメイキングでは、ベタ塗りができる[ペンツール]→[カブラペン]や、影の境界をボカすための[色混ぜツール]→[ぼかし]を主に使います。
どちらもクリスタのデフォルトのツールです。
下塗り後のイラスト
ブラシ塗りの制作手順を見ていきましょう。
下塗りをしたキャラクターイラストに影を塗っていきます。
※工程ごとに新規レイヤーを作成して描き込んでいます。
顔の塗り方
①全体に大まかな影を塗る
今回は、キャラクターの右上に光源を置いています。
右上から光が当たるので、髪の左下に影を多めに描きましょう。
目の横にある前髪の毛は顔からの距離があるため、落ち影の先端付近をボカしています。
影色は、ベースの肌色をピンクの色相に近づけて、彩度を上げた色を使っています。
可愛い系の女性キャラクターの場合は、影色に薄いピンク色を使うと映えます。
②薄い色を置いて影色を豊かにする
先ほど描いた影の上にベースの肌色を乗せていきます。
濃い影のフチが残るように塗っていきましょう。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
単色で影を描いたときよりも情報量が増えて、色合いが豊かになりました。
③目の周りの質感を出す
肌の影色をスポイトで採り、まぶたや目の下に塗ります。
影を塗った後は全体的にボカしを加えて、レイヤーの不透明度を調整しましょう。
④頬のチークを描いて可愛く見せる
肌の影色を使って頬にチークを入れましょう。
女性キャラクターはチークを入れると可愛らしく見え、顔に立体感も出ます。
頬のチークをボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
⑤目の下にもチークを描く
目の下にもチークを入れます。
彩度の高いオレンジ色を使って、目の下をベタ塗りします。
顔の周りは特に注目されるため、塗りの工程数を多めに取るのがオススメです。
目の下のチークをボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
⑥顔に立体感をつける
二次元のキャラクターなので、立体感を出しつつ平面感も保てるような影を入れます。
作例のように影をベタ塗りましょう。
塗った箇所をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
髪の塗り方
①全体に影を塗る
キャラクターの前側の髪を塗っていきます。
髪の量が多いキャラクターの場合、前側・中間・後ろ側などに分けて、別のパーツとして塗っていくのがオススメです。
光の向きを意識して大まかな影を塗ります。
右側は明るく、左下の方に影が多くできるように塗りましょう。
大まかな影を塗り終えたら、細かい影を塗ります。
髪の毛の線画に沿わせるように、影を入れていきましょう。
髪の毛の柔らかい感じを出すため、前髪の部分などをボカしています。
②濃い色を置いて影色を豊かにする
このキャラクターの場合、髪のベースの色が明るい色をしています。
顔の塗りの手順②でやったような薄い色を重ねる方法だと、髪の色が薄くなりすぎてしまいます。
髪の毛は、濃い色を重ねて影の情報量を上げましょう。
奥まっている部分や影とベースの境界に、濃い影を入れます。
③前髪の透け感を加えて、柔らかい雰囲気にする
前髪が透けて肌が見えているような、柔らかい雰囲気を出します。
口の周辺の少し濃い肌色をスポイトで採りましょう。
前髪の先の方をベタ塗りして、境界をボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
前髪に肌色が混ざって柔らかい印象になりました。
また、目の横に伸びている前髪の先端に白色を入れることで、顔周りを強調させています。
④空気感を演出する
光源とは反対側に水色を混ぜて、空気感を出します。
水色をベタ塗りした後に境界をボカしましょう。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませ、合成モードを「ソフトライト」に設定します。
ソフトライトを使うと、色味を残したまま明るくできます。
⑤ハイライトを入れる
[エアブラシツール]→[硬め]で、髪のハイライトを入れます。
太めのブラシサイズで大胆に白色を置いていき、輪っかのような形を作りましょう。
髪の毛の形に合わせて、ハイライトを[消しゴムツール]→[硬め]で整えます。
ハイライトの形が均一にならないように、毛束ごとに不揃いにする感覚で削ってみてください。
その後に、ハイライトの下側を少しボカして柔らかくします。
また、光源に近い前髪の右フチ辺りにハイライトを描き足しています。
⑥ハイライトを目立たせる
キャラクターの髪自体が明るい色なので、ハイライトを目立たせます。
髪の影色をスポイトで採りましょう。
ハイライトの下にベタ塗りで色を置き、境界をボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
ハイライト周りのコントラストが上がって目立つようになりました。
服の塗り方
①全体に大まかな影を塗る
青い衣服を塗っていきます。
面積が広い箇所から塗ることで、影入れの方向性が決まりやすくなります。
ブラシサイズを大きくして、ざっくりとベタ塗りしていきましょう。
トレーの落ち影の部分など、所々をボカしてメリハリをつけます。
②布の質感を表現する
布の質感用の影を加えます。
布が引っ張られて影が落ちる箇所にベタを入れましょう。
ベタを入れた箇所をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
薄い影が入ったことにより、布の質感が出ました。
③薄い色を置いて影色を豊かにする
服のベースの色をスポイトで採り、最初に描いた影の上に塗っていきましょう。
濃い影のフチを残すようにベタを置き、角張っている箇所はボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
影の中にも明るい部分と暗い部分が生まれ、フチの辺りが濃くなってメリハリも出ました。
更に工程を進めてイラストの完成!
更に、エプロンやリボン、ケーキやトレーなどを塗り進めます。
仕上げの工程では、線画の色を変更して塗りと線を馴染ませます。
顔・体・髪の線画の色を変えることで、自然で高級感のあるブラシ塗りのイラストに仕上がります。
線画の色を変える作業を終えたら、イラストの完成です!
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- 目・髪・肌・服など、キャラクターの塗り方の実演
- リボン・宝石・ケーキなど、装飾品の塗り方の実演
- 影・ハイライトの塗り方、光の反射などの解説
- 存在感・高級感を上げるブラシ塗りテクニック
- ディティールの追加・線画の色変えなど、仕上げのコツ
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ブラシ塗りのコツや、キャラクターイラストをブラシ塗りで制作する手順を見ていきましょう。
ブラシ塗りの基礎知識
1.ブラシ塗りとは何か?
ブラシ塗りは、イラストの所々で影をボカす塗り方です。
影をボカしてグラデーションのように仕上げる箇所もあれば、アニメ塗りのように影をボカさない箇所もあります。
ブラシ塗りの利点
・手軽に高級感が出せる
・仕事絵でも使える
・塗り方がシンプルで分かりやすい
アニメ塗りと同じように簡単に塗ることができるので、イラスト初心者の方にもオススメの塗り方です。
ぜひブラシ塗りを覚えて、キャラクターイラストの制作に使ってみてください。
2.ブラシ塗りの影の描き方
ボカす箇所の決め方
続いて、イラストのどの部分をボカせばよいのか、ブラシ塗りの基本的な方針を見ていきましょう。
・近い物体から生じた影はボカさない
・遠い物体から生じた影はボカす
作例のキャラクターの白いエプロンは、青い衣服から近い位置にあります。
エプロンは近い位置にあるので、エプロンから青い衣服に落ちる影はボカしません。
反対に、キャラクターが手に持っているトレーは、袖やスカートから遠い位置にあります。
トレーは遠い位置にあるので、トレーから袖やスカートに落ちる影はボカします。
距離に合わせてボカす箇所とボカさない箇所を作ることで、遠近感が出て立体的に見えます。
ブラシ塗りの影を描く手順
アニメ塗りのような輪郭が硬い影を置きます。
続いて、作例のように影とベースの境界の部分をボカしましょう。
ここまでの手順で、ブラシ塗りの影は描けました。
ここからもうひと手間加えることで、見栄えの良い影にすることができます。
新規レイヤーを作成して、先ほど塗った濃い影の上に薄い影を乗せましょう。
濃い影のフチや境界に近い部分を残すように、薄い影を置きます。
薄い影の色を選ぶ際は、スポイトでベースの色を採るのがオススメです。
更に、薄い影の境界をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませると、上の作例のような影になります。
薄い影を乗せたことで情報量が多くなり、影の色合いが豊かになりました。
影塗りの全体の流れ
①影を置く
影をボカすかどうかは、影の元になる物体との距離(近いか遠いか)によって決めます。
物体との距離感が説明できると、キャラクターに立体感が出ます。
②質感を足す
布の塗りには特に重要です。
うっすらと色を置くことで、情報量を上げることができます。
③少し薄い色で掘り起こす
手順①で描いた影の上に、薄い色を置きます。
影の塗りと地の色が馴染んで、きれいに見えます。
パーツの影塗りをする際の大まかな流れとして、①~③の手順を意識してみてください。
ブラシ塗りのイラストメイキング
使用するペイントソフト
ペイントソフトのCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使用します。
ブラシ塗りは他のペイントソフトでもできるので、普段使っている制作環境で試してみてください。
今回のイラストメイキングでは、ベタ塗りができる[ペンツール]→[カブラペン]や、影の境界をボカすための[色混ぜツール]→[ぼかし]を主に使います。
どちらもクリスタのデフォルトのツールです。
下塗り後のイラスト
ブラシ塗りの制作手順を見ていきましょう。
下塗りをしたキャラクターイラストに影を塗っていきます。
※工程ごとに新規レイヤーを作成して描き込んでいます。
顔の塗り方
①全体に大まかな影を塗る
今回は、キャラクターの右上に光源を置いています。
右上から光が当たるので、髪の左下に影を多めに描きましょう。
目の横にある前髪の毛は顔からの距離があるため、落ち影の先端付近をボカしています。
影色は、ベースの肌色をピンクの色相に近づけて、彩度を上げた色を使っています。
可愛い系の女性キャラクターの場合は、影色に薄いピンク色を使うと映えます。
②薄い色を置いて影色を豊かにする
先ほど描いた影の上にベースの肌色を乗せていきます。
濃い影のフチが残るように塗っていきましょう。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
単色で影を描いたときよりも情報量が増えて、色合いが豊かになりました。
③目の周りの質感を出す
肌の影色をスポイトで採り、まぶたや目の下に塗ります。
影を塗った後は全体的にボカしを加えて、レイヤーの不透明度を調整しましょう。
④頬のチークを描いて可愛く見せる
肌の影色を使って頬にチークを入れましょう。
女性キャラクターはチークを入れると可愛らしく見え、顔に立体感も出ます。
頬のチークをボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
⑤目の下にもチークを描く
目の下にもチークを入れます。
彩度の高いオレンジ色を使って、目の下をベタ塗りします。
顔の周りは特に注目されるため、塗りの工程数を多めに取るのがオススメです。
目の下のチークをボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
⑥顔に立体感をつける
二次元のキャラクターなので、立体感を出しつつ平面感も保てるような影を入れます。
作例のように影をベタ塗りましょう。
塗った箇所をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
髪の塗り方
①全体に影を塗る
キャラクターの前側の髪を塗っていきます。
髪の量が多いキャラクターの場合、前側・中間・後ろ側などに分けて、別のパーツとして塗っていくのがオススメです。
光の向きを意識して大まかな影を塗ります。
右側は明るく、左下の方に影が多くできるように塗りましょう。
大まかな影を塗り終えたら、細かい影を塗ります。
髪の毛の線画に沿わせるように、影を入れていきましょう。
髪の毛の柔らかい感じを出すため、前髪の部分などをボカしています。
②濃い色を置いて影色を豊かにする
このキャラクターの場合、髪のベースの色が明るい色をしています。
顔の塗りの手順②でやったような薄い色を重ねる方法だと、髪の色が薄くなりすぎてしまいます。
髪の毛は、濃い色を重ねて影の情報量を上げましょう。
奥まっている部分や影とベースの境界に、濃い影を入れます。
③前髪の透け感を加えて、柔らかい雰囲気にする
前髪が透けて肌が見えているような、柔らかい雰囲気を出します。
口の周辺の少し濃い肌色をスポイトで採りましょう。
前髪の先の方をベタ塗りして、境界をボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
前髪に肌色が混ざって柔らかい印象になりました。
また、目の横に伸びている前髪の先端に白色を入れることで、顔周りを強調させています。
④空気感を演出する
光源とは反対側に水色を混ぜて、空気感を出します。
水色をベタ塗りした後に境界をボカしましょう。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませ、合成モードを「ソフトライト」に設定します。
ソフトライトを使うと、色味を残したまま明るくできます。
⑤ハイライトを入れる
[エアブラシツール]→[硬め]で、髪のハイライトを入れます。
太めのブラシサイズで大胆に白色を置いていき、輪っかのような形を作りましょう。
髪の毛の形に合わせて、ハイライトを[消しゴムツール]→[硬め]で整えます。
ハイライトの形が均一にならないように、毛束ごとに不揃いにする感覚で削ってみてください。
その後に、ハイライトの下側を少しボカして柔らかくします。
また、光源に近い前髪の右フチ辺りにハイライトを描き足しています。
⑥ハイライトを目立たせる
キャラクターの髪自体が明るい色なので、ハイライトを目立たせます。
髪の影色をスポイトで採りましょう。
ハイライトの下にベタ塗りで色を置き、境界をボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
ハイライト周りのコントラストが上がって目立つようになりました。
服の塗り方
①全体に大まかな影を塗る
青い衣服を塗っていきます。
面積が広い箇所から塗ることで、影入れの方向性が決まりやすくなります。
ブラシサイズを大きくして、ざっくりとベタ塗りしていきましょう。
トレーの落ち影の部分など、所々をボカしてメリハリをつけます。
②布の質感を表現する
布の質感用の影を加えます。
布が引っ張られて影が落ちる箇所にベタを入れましょう。
ベタを入れた箇所をボカして、レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
薄い影が入ったことにより、布の質感が出ました。
③薄い色を置いて影色を豊かにする
服のベースの色をスポイトで採り、最初に描いた影の上に塗っていきましょう。
濃い影のフチを残すようにベタを置き、角張っている箇所はボカします。
レイヤーの不透明度を下げて馴染ませます。
影の中にも明るい部分と暗い部分が生まれ、フチの辺りが濃くなってメリハリも出ました。
更に工程を進めてイラストの完成!
更に、エプロンやリボン、ケーキやトレーなどを塗り進めます。
仕上げの工程では、線画の色を変更して塗りと線を馴染ませます。
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線画の色を変える作業を終えたら、イラストの完成です!
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- 目・髪・肌・服など、キャラクターの塗り方の実演
- リボン・宝石・ケーキなど、装飾品の塗り方の実演
- 影・ハイライトの塗り方、光の反射などの解説
- 存在感・高級感を上げるブラシ塗りテクニック
- ディティールの追加・線画の色変えなど、仕上げのコツ
実演パートでは、キャラクターの目・髪・服飾・小物など、様々なパーツの塗り手順を動画で確認できます。
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また、パルミーの月謝制会員は、他にも様々な色塗りの講座を視聴できます。
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