SNSで評価をもらうには？

「SNSに絵を投稿しても、思ったより反応がこない……」
そんな悩みを抱えていませんか？
この記事では、SNSでウケる絵を描くための考え方とテクニックを、2つの講座内容から徹底解説します。
抜粋してまとめた実戦的なポイントを、ぜひ実践に活かしてください。

1. SNSで映える絵の4つのポイント

① 第一印象が重要

SNSでは、0.5秒くらいで「おっ！」と思わせるインパクトが勝負です。
見る人がスクロール中に一瞬で目を留めるような構図・色使い・テーマ性を意識しましょう。

② 作品にかけた時間と評価は比例しない

時間をかけて描いた絵＝細かくて丁寧で愛がある印象ですが、
見る人は作品にかけた時間を考えません。良ければいいね、悪ければスルー。
途中経過（進捗）をSNSに上げることで、意外とすごくいいねがくることもあるんです。

「時間かけたから評価されるはず」と思うと自己期待が強くなってしまいがち。
逆に、数時間で書いた絵でも評価される可能性があると理解し、
時間と質のバランスを考えて描く習慣をつけましょう。

③ 流行のスタイルを取り入れる

イラストの世界は流行り廃りが激しいジャンル。
どんな絵が今ウケているのか、よく伸びている絵・トレンドのスタイルを観察することで、
「こういうイラストを描けばいいんだな」と自然とヒントが得られます。

特に、自分の絵だけに閉じこもらず、他の人の良いところを取り入れて学んでいく姿勢が大切です。

④ 見る人のことをよく考える

独りよがりな表現になってしまうケースは少なくありません。
受け手側の立場に立って、本当に伝えたい情報が伝わっているかを客観的に見直してみましょう。

それが、「いいね」と思わせる絵を描くコツにつながります。

2. SNSで「ウケる」には付加価値をつけよう

「元気な女の子の絵」だけでは、世間一般でウケる企画にはなりにくいです。
なぜかというと、見る人が感じる感想は「あ、この子は元気なんだなぁ」という一歩引いた反応に留まりやすいから。

だからこそ必要なのは、「元気」以外の付加価値をつけることです。
そしてこの「付加価値」によって、同じ「元気な女の子」が一気に目を引く作品になります。

付加価値の例

1. 元気＋エモい
背景にもフォーカスして配色をがんばることで“エモい女の子”に昇華させる。

2. 元気＋かわいい
王道中の王道。皆が「顔がかわいい」と認識すれば反応されやすい。

3. 元気＋面白い
ストーリーを重視する。絵の技術が未熟でも“面白さ”があれば刺さる。

4. 元気＋キャラ人気（二次創作）
有名キャラを多少元気に描くだけで入り口ができ、
「このキャラのどういう部分が元気なのか」を掘り下げることも大事。

これらはバラバラの要素ではなく組み合わせ可能です。
付加価値はひとつでなくてもOK。
まずは普段から「自分が絵を見た時にどこが良いと思ったか」を考えるクセをつけましょう。

3. 感想をコントロールする

単に「なんとなく伸びた」では上級とは言えません。
SNSで評価される上級者は、見た人にどういう感想を持ってほしいかまで考えた上で絵を描いています。

たとえば、100リプが来たときに、半分は「かわいい」、3割は「綺麗」と言ってほしいと分量まで設計できると強いです。
“まぐれ”ではなく、実力で感想までコントロールして評価される絵を目指しましょう。

4. SNS評価にまつわる注意点

① 評価は運の要素も大きい

投稿時間・タイミング、拡散力のある人にRTされるかどうかなど、運に左右される面があります。
いいねが全然来ないときは、「今回は運が悪かった」と割り切ることも重要です。

② 評価されたい人向けの考え方

本記事の内容はあくまで「評価を狙いたい人」に向けた方法です。
もしあなたが「表現したいことが明確」「自分のやりたいものを描きたい」というタイプなら、無理にSNSでウケるために合わせる必要はありません。

③ 好きなものを描くのが基本

創作を続けるためには、やはり「好き」「描きたいもの」が原動力です。
無理をしすぎると描くこと自体が苦しくなってしまいます。
自分の「好き」を大優先にしつつ、できる範囲で工夫して評価も得られる形にする姿勢が理想です。

まずは「見た人に伝わる絵」を意識しよう！

SNSで評価される絵は、単に絵が上手いだけではなく、ストーリーや感情が伝わる絵です。
大切なのは「見た人の心にどう残るか？」を意識して描くこと。
そして評価はその結果として自然についてくるものです。

まずは、自分のペースで絵を描きながら、SNSで映える工夫を少しずつ取り入れてみることが継続の鍵です。
地道な積み重ねと、自分軸で好きなものを描く楽しさを失わないようにしましょう！