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【超初心者向け】人体の描き方をイラスト解説。パーツの捉え方や立体感のコツ
キャラクターの体がうまく描けない……。
まずは「人体のパーツ」と「パース」を覚えて、立体的な体を描くことを目指してみてください。
今回は、パルミー月謝制講座「キャラポーズ講座【基本編】」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
体のパーツの描き方や、体を立体的に描く方法を解説しています。
人体のパーツの描き方
①体のポーズを描くために必要なもの
![キャラクターを描くために必要な物](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/01-min.jpg)
キャラクターの体やポーズを描くためには、何が必要なのでしょうか?
・人体のパーツ
・人体のパース
・体の流れ
体を描くときの基礎知識にあたる、「パーツ」と「パース」から学んでみましょう。
②人体はパーツの組み合わせ
![人体はパーツの組み合わせ](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/02-min.jpg)
まずは、人体の重要なパーツから覚えてみましょう。
イラストを描くときに特徴になりやすい、17箇所の部位に分けています。
- 頭
- 首
- 胸
- 腹
- 腰
- 鼠径(そけい)部
- 大腿
- 膝
- 下腿
- 足首
- 足
- 肩
- 上腕
- 肘
- 前腕
- 手首
- 手
全身を一塊の物体として捉えるのではなく、首・胸・腹・腰・腕……といったように、パーツの組み合わせとして考えてみてください。
パーツとして捉えた方が形のイメージがしやすく、覚えやすいです。
③各パーツの特徴
![各パーツの特徴](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/03-min.jpg)
胴体には胸・腹・腰のパーツがある
胴体は一つのパーツとして捉えがちですが、胸・腹・腰の3つのパーツに分けられます。
腹から腰にかけてのくびれを意識して描いてみましょう。
くびれの少し下の位置には、おへそがあります。
上腕と前腕は同じ長さ
肩~肘にかけての上腕の長さを「1」とすると、肘~手首までの前腕の長さも「1」です。
上腕と前腕は1:1の同じ長さです。
手首と股は同じ高さ
一般的に、手首の高さと股の高さは同じです。
腕の長さで悩んだときの目安にしてみてください。
大腿と下腿は同じ長さ
大腿の長さを「1」とすると、下腿の長さも「1」です。
イラストでは下腿を少し長めに描くことで、脚が長いスラっとした印象が出せます。
お好みに合わせて下腿を長めに描いてみてください。
④男女の骨格の違い
男女の肩幅の違い
![男女の肩幅の違い](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/04-min.jpg)
リアルな男性の肩幅は、頭の幅3つ分が目安です。
女性の肩幅は男性よりも狭く、頭の幅2つ分が目安です。
肩幅は、キャラクターのデフォルメの度合いによっても変わってきます。
デフォルメの利いたキャラクターの場合は、肩幅を狭めにしてみてください。
男女のくびれ方の違い
![男女の肩幅の違い](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/05-min.jpg)
男女のくびれに着目してみましょう。
女性の場合、おへその少し上の位置で大きくくびれて、腰のラインが膨らみます。
男性はウエストの幅が広く、女性ほどくびれはありません。
男性の上半身は、逆三角形の形を意識してみてください。
⑤人体のパーツの捉え方
![人体のパーツの捉え方](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/06-min.jpg)
人体は複雑な形をしているので、簡単な物体に置き換えて形を捉えましょう。
世の中にある物体の多くは、「箱」・「円柱」・「球」の3つの形状の組み合わせで成り立っています。
この3つを「基本形体」と呼び、人体も基本形体の組み合わせで表現できます。
人体の頭部や膝などの関節は「球」、胴体や腰は「箱」、腕や脚は「円柱」の形で捉えてみてください。
キャラクターのラフを描くときに、箱や円柱でアタリを描いていくのも良いと思います。
まず最初に簡単な形に置き換える方法は、背景や小物などを描くときにも活用できます。
人体のパースを考えよう
パースとは遠近法のことで、物体の遠近を感じさせる表現のことです。
日常的に見かける全ての物体には、パースがついています。
まずは、簡単な形状の直方体の箱を考えてみましょう。
①パースを意識した箱を描こう
![箱のパース](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/07-min.jpg)
パースをつけると遠近感が出る
解説図の左上の箱は、上面の向かい合う辺が平行になっています。
解説図の右上の箱は、上面の向かい合う辺がズレており、延長線上に伸ばしていくと一点で収束します。
イラストの表現では、右上のようなパースを意識した箱を描いた方が、遠近感を感じやすいリアリティのある絵になります。
消失点とアイレベル
解説図の下段は、パースがついた箱の辺を延長線上に伸ばしています。
箱の線を伸ばしていき、一点に収束する地点を「消失点」と呼びます。
この箱は、赤色方向に伸びているパースと、青色方向に伸びているパースがあるので、消失点は2つ存在します。
2つの消失点を繋ぐ線は、「アイレベル」と呼びます。
カメラを傾けるなどしない限り、アイレベルは画面に対して水平になります。
②パースを意識した人物を描こう
![パースを意識した人物を描こう](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/08-min.jpg)
まずはアイレベルから考える
人物をパースに沿って立体的に描くためには、どうすればよいのでしょうか?
まず最初に、アイレベルを考えると分かりやすいです。
解説図では、左の人物の目線の高さにある緑色のラインがアイレベルです。
アイレベルは、「物体を見るときの目の高さ」に言い換えることができます。
アイレベルを境に、箱の見え方が変わる
解説図では3つの箱があり、それぞれ別の高さに置かれています。
アイレベルより高い位置にある箱は、見上げるアングルになり、箱の底面が見えます。
アイレベルより低い位置にある箱は、見下ろすアングルになり、箱の上面が見えます。
アイレベル付近の箱は、正面に捉えるアングルになり、箱の側面だけが見えます。
人物も箱と同様の見え方
人体のパーツも箱と同じように考えてみましょう。
アイレベルを境に、人体のパーツの見え方が変わります。
アイレベルより高い位置にある頭部や胴体は、見上げるアングルになります。
アイレベルより低い位置にある膝や足は、見下ろすアングルになります。
両目・両肘・両膝などのパーツのラインは、箱の辺と同じように赤いパース線上に乗ります。
アイレベルやパース線をガイドにすることで、立体感が出しやすくなって、各パーツの位置も把握しやすくなります。
人体の描き方の実演
![人体の描き方の実演](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/09-min.jpg)
実際に動きがついた人体を描いてみましょう。
手を前に突き出しているポーズを、アオリのアングルで描いていきます。
パース線を引く
![パース線を引く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/10-min.jpg)
やや下から見ているアオリの構図なので、アイレベルは画面の下の方にあります。
人物の膝の高さがアイレベルだとすると、パース線は解説図のようになります。
アイレベルの高さから離れている鎖骨のラインは、傾きが大きくなります。
胸、腰と下にいくにつれて、パース線は傾きが小さくなります。
アイレベルと同じ高さである膝は、パース線が平行になります。
更に、足元へいくと、パース線の傾きが逆になります。
パース線に沿って上半身を描く
![パース線に沿って上半身を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/11-min.jpg)
ガイドのパース線に沿って鎖骨を描きましょう。
画面の左下に向かうパース線に合わせて、鎖骨も左下に向かうように傾けて描きます。
胸・くびれ・腰も、パース線に合わせて描きます。
胴体は、ブロックのような形でアタリを取ってみてください。
くびれの少し下の位置には、おへそを描きます。
パース線に沿って下半身を描く
![パース線に沿って下半身を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/12-min.jpg)
アイレベルの高さである膝に近づくにつれ、パース線の傾きは小さくなります。
膝はアイレベルと同じ高さなので、両膝を同じ高さに描きます。
足首までくると、今度はパース線の傾きが画面の左上に向かいます。
向かって右側の足首より、向かって左側の足首の方が上にくるように描きましょう。
前後感を考えて腕を描く
![前後感を考えて腕を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/13-min.jpg)
鎖骨の延長線上に、肩の三角筋の盛り上がりがあります。
鎖骨の線の終わりから、繋げるようにして肩を描いていきましょう。
手を前に出しているポーズなので、上腕が奥で、前腕が手前に位置します。
腕を円柱の形として考え、前腕が上腕に被さっているイメージで描きます。
手前に出ている手を描く
![手前に出ている手を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/14-min.jpg)
手の土台は台形でアタリを取り、指先が弧を描くように指を描いていきます。
腕を伸ばしている遠近感を考慮して、手は大きめに描くと自然に見えます。
変形でポーズを修正する
![変形でポーズを修正する](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/15-min.jpg)
気に入らない箇所があれば、ラフの時点で修正しておきましょう。
清書をしてしまうと、修正や変更が大変になってしまいます。
ペイントソフトの変形ツールは、簡単に絵の修正ができて便利です。
人体は関節で駆動するので、膝や肘などの関節ごとに区切って変形ツールを使ってみてください。
解説図では、片側の膝から足先までを変形して、足の開きを広げています。
ラフの完成
![ラフの完成](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/16-min.jpg)
人物の全体を変形ツールで回転させ、重心を整えています。
手を前に出している人物のラフが完成しました。
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![キャラポーズ講座【基本編】](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/17-min.jpg)
- 全身のパーツの描き方
- 手足の描き方の手順
- パースに沿った作画方法
- 重心の取り方
- ポーズの描き方の実演
![講座の内容](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/18-min.jpg)
キャラクターのポーズを描くために重要な、「人体のパーツ」と「パース」が学べる講座です。
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まずは「人体のパーツ」と「パース」を覚えて、立体的な体を描くことを目指してみてください。
今回は、パルミー月謝制講座「キャラポーズ講座【基本編】」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
体のパーツの描き方や、体を立体的に描く方法を解説しています。
人体のパーツの描き方
①体のポーズを描くために必要なもの
![キャラクターを描くために必要な物](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/01-min.jpg)
キャラクターの体やポーズを描くためには、何が必要なのでしょうか?
・人体のパーツ
・人体のパース
・体の流れ
体を描くときの基礎知識にあたる、「パーツ」と「パース」から学んでみましょう。
②人体はパーツの組み合わせ
![人体はパーツの組み合わせ](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/02-min.jpg)
まずは、人体の重要なパーツから覚えてみましょう。
イラストを描くときに特徴になりやすい、17箇所の部位に分けています。
- 頭
- 首
- 胸
- 腹
- 腰
- 鼠径(そけい)部
- 大腿
- 膝
- 下腿
- 足首
- 足
- 肩
- 上腕
- 肘
- 前腕
- 手首
- 手
全身を一塊の物体として捉えるのではなく、首・胸・腹・腰・腕……といったように、パーツの組み合わせとして考えてみてください。
パーツとして捉えた方が形のイメージがしやすく、覚えやすいです。
③各パーツの特徴
![各パーツの特徴](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/03-min.jpg)
胴体には胸・腹・腰のパーツがある
胴体は一つのパーツとして捉えがちですが、胸・腹・腰の3つのパーツに分けられます。
腹から腰にかけてのくびれを意識して描いてみましょう。
くびれの少し下の位置には、おへそがあります。
上腕と前腕は同じ長さ
肩~肘にかけての上腕の長さを「1」とすると、肘~手首までの前腕の長さも「1」です。
上腕と前腕は1:1の同じ長さです。
手首と股は同じ高さ
一般的に、手首の高さと股の高さは同じです。
腕の長さで悩んだときの目安にしてみてください。
大腿と下腿は同じ長さ
大腿の長さを「1」とすると、下腿の長さも「1」です。
イラストでは下腿を少し長めに描くことで、脚が長いスラっとした印象が出せます。
お好みに合わせて下腿を長めに描いてみてください。
④男女の骨格の違い
男女の肩幅の違い
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リアルな男性の肩幅は、頭の幅3つ分が目安です。
女性の肩幅は男性よりも狭く、頭の幅2つ分が目安です。
肩幅は、キャラクターのデフォルメの度合いによっても変わってきます。
デフォルメの利いたキャラクターの場合は、肩幅を狭めにしてみてください。
男女のくびれ方の違い
![男女の肩幅の違い](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/05-min.jpg)
男女のくびれに着目してみましょう。
女性の場合、おへその少し上の位置で大きくくびれて、腰のラインが膨らみます。
男性はウエストの幅が広く、女性ほどくびれはありません。
男性の上半身は、逆三角形の形を意識してみてください。
⑤人体のパーツの捉え方
![人体のパーツの捉え方](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/06-min.jpg)
人体は複雑な形をしているので、簡単な物体に置き換えて形を捉えましょう。
世の中にある物体の多くは、「箱」・「円柱」・「球」の3つの形状の組み合わせで成り立っています。
この3つを「基本形体」と呼び、人体も基本形体の組み合わせで表現できます。
人体の頭部や膝などの関節は「球」、胴体や腰は「箱」、腕や脚は「円柱」の形で捉えてみてください。
キャラクターのラフを描くときに、箱や円柱でアタリを描いていくのも良いと思います。
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パースとは遠近法のことで、物体の遠近を感じさせる表現のことです。
日常的に見かける全ての物体には、パースがついています。
まずは、簡単な形状の直方体の箱を考えてみましょう。
①パースを意識した箱を描こう
![箱のパース](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/07-min.jpg)
パースをつけると遠近感が出る
解説図の左上の箱は、上面の向かい合う辺が平行になっています。
解説図の右上の箱は、上面の向かい合う辺がズレており、延長線上に伸ばしていくと一点で収束します。
イラストの表現では、右上のようなパースを意識した箱を描いた方が、遠近感を感じやすいリアリティのある絵になります。
消失点とアイレベル
解説図の下段は、パースがついた箱の辺を延長線上に伸ばしています。
箱の線を伸ばしていき、一点に収束する地点を「消失点」と呼びます。
この箱は、赤色方向に伸びているパースと、青色方向に伸びているパースがあるので、消失点は2つ存在します。
2つの消失点を繋ぐ線は、「アイレベル」と呼びます。
カメラを傾けるなどしない限り、アイレベルは画面に対して水平になります。
②パースを意識した人物を描こう
![パースを意識した人物を描こう](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/08-min.jpg)
まずはアイレベルから考える
人物をパースに沿って立体的に描くためには、どうすればよいのでしょうか?
まず最初に、アイレベルを考えると分かりやすいです。
解説図では、左の人物の目線の高さにある緑色のラインがアイレベルです。
アイレベルは、「物体を見るときの目の高さ」に言い換えることができます。
アイレベルを境に、箱の見え方が変わる
解説図では3つの箱があり、それぞれ別の高さに置かれています。
アイレベルより高い位置にある箱は、見上げるアングルになり、箱の底面が見えます。
アイレベルより低い位置にある箱は、見下ろすアングルになり、箱の上面が見えます。
アイレベル付近の箱は、正面に捉えるアングルになり、箱の側面だけが見えます。
人物も箱と同様の見え方
人体のパーツも箱と同じように考えてみましょう。
アイレベルを境に、人体のパーツの見え方が変わります。
アイレベルより高い位置にある頭部や胴体は、見上げるアングルになります。
アイレベルより低い位置にある膝や足は、見下ろすアングルになります。
両目・両肘・両膝などのパーツのラインは、箱の辺と同じように赤いパース線上に乗ります。
アイレベルやパース線をガイドにすることで、立体感が出しやすくなって、各パーツの位置も把握しやすくなります。
人体の描き方の実演
![人体の描き方の実演](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/09-min.jpg)
実際に動きがついた人体を描いてみましょう。
手を前に突き出しているポーズを、アオリのアングルで描いていきます。
パース線を引く
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やや下から見ているアオリの構図なので、アイレベルは画面の下の方にあります。
人物の膝の高さがアイレベルだとすると、パース線は解説図のようになります。
アイレベルの高さから離れている鎖骨のラインは、傾きが大きくなります。
胸、腰と下にいくにつれて、パース線は傾きが小さくなります。
アイレベルと同じ高さである膝は、パース線が平行になります。
更に、足元へいくと、パース線の傾きが逆になります。
パース線に沿って上半身を描く
![パース線に沿って上半身を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/11-min.jpg)
ガイドのパース線に沿って鎖骨を描きましょう。
画面の左下に向かうパース線に合わせて、鎖骨も左下に向かうように傾けて描きます。
胸・くびれ・腰も、パース線に合わせて描きます。
胴体は、ブロックのような形でアタリを取ってみてください。
くびれの少し下の位置には、おへそを描きます。
パース線に沿って下半身を描く
![パース線に沿って下半身を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/12-min.jpg)
アイレベルの高さである膝に近づくにつれ、パース線の傾きは小さくなります。
膝はアイレベルと同じ高さなので、両膝を同じ高さに描きます。
足首までくると、今度はパース線の傾きが画面の左上に向かいます。
向かって右側の足首より、向かって左側の足首の方が上にくるように描きましょう。
前後感を考えて腕を描く
![前後感を考えて腕を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/13-min.jpg)
鎖骨の延長線上に、肩の三角筋の盛り上がりがあります。
鎖骨の線の終わりから、繋げるようにして肩を描いていきましょう。
手を前に出しているポーズなので、上腕が奥で、前腕が手前に位置します。
腕を円柱の形として考え、前腕が上腕に被さっているイメージで描きます。
手前に出ている手を描く
![手前に出ている手を描く](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/14-min.jpg)
手の土台は台形でアタリを取り、指先が弧を描くように指を描いていきます。
腕を伸ばしている遠近感を考慮して、手は大きめに描くと自然に見えます。
変形でポーズを修正する
![変形でポーズを修正する](https://palmie.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/lesson_articles/renewal/310/15-min.jpg)
気に入らない箇所があれば、ラフの時点で修正しておきましょう。
清書をしてしまうと、修正や変更が大変になってしまいます。
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解説図では、片側の膝から足先までを変形して、足の開きを広げています。
ラフの完成
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人物の全体を変形ツールで回転させ、重心を整えています。
手を前に出している人物のラフが完成しました。
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- 全身のパーツの描き方
- 手足の描き方の手順
- パースに沿った作画方法
- 重心の取り方
- ポーズの描き方の実演
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