【イラストの資料集め】自撮りを参考にした絵の描き方!ポーズのお手本にオススメ
イラスト制作で描きたいポーズの資料が見つからない……。
そんなときは、「自撮り」で写真の資料を作ってみましょう!
自撮りを活用することで、時間をかけずにポーズ・構図の資料を用意できます。
今回は、イラストレーターのテラ先生による、パルミー月謝制講座「自撮りを使った作画講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
自撮りのコツや、自撮りの写真を参考にしてイラストを描く手順を見ていきましょう。
イラストの資料集めには自撮りがオススメ
資料を参考にしよう
想像だけでイラストを描くと、物の形を間違えて、絵に違和感が生じてしまいがちです。
絵の違和感を無くすために、ポーズ写真などの資料を参考にしてイラストを制作しましょう。
自撮りを活用するメリット
描きたいポーズの資料を探したけれど、別のカメラアングルから撮影した写真ばかりで参考にならない……。
探している資料が見つからないときは、自撮りで資料を作るのがオススメです。
・描きたいシチュエーションに合わせた資料が作れる
・手間をかけずに簡単に資料を用意できる
自分でポーズを作って写真を撮影するので、イラスト制作に合った資料を作ることができます。
スマホやタブレットなどのインカメラを使用するので、手間もかかりません。
自撮りを用いたイラストの制作工程
今回のイラスト制作では、以下の工程で作業を進めます。
- 大ラフを描く
- 大ラフのポーズを元に自撮りをする
- 自撮りの写真を参考にしてイラストを描く
①大ラフを描く
まず最初に、どのようなポーズ・構図のイラストを制作するのか、指針となる大ラフを描いておきましょう。
自撮りをする際には、大ラフのポーズを元にして写真を撮影します。
大ラフを描く際には、意識するべきポイントがあります。
1.描きたい箇所、見せたい箇所を決めて描く
今回は、パルミーちゃんのキャラクターイラストを制作していきます。
大ラフの構図を考える際に、Gペンの髪飾りやGペン模様のスカートなど、パルミーちゃんの特徴が画面に入るようにしましょう。
胸のPalmieの文字、太ももといった要素も見せるようにします。
2.大ラフを描く際の意識
大ラフは、自撮りをする際の自分用のポーズ指示なので、ざっくり描いても問題ありません。
また、コントラポストを意識することで、魅力的な立ち絵になります。
コントラポストとは何か?
コントラポストは西洋の美術作品から生まれた用語です。
人物の自然な立ち方を表現するための技法で、イラスト制作でも活用できます。
・片脚に重心をかけると、自然な立ち方になる
・片脚に重心をかけると、重心をかけた側の骨盤が上がる
・骨盤が上がった側は、自然に肩が下がる
上の大ラフの骨盤と肩のラインに着目してください。
キャラクターの左脚(向かって右側の脚)に重心がかかっているので、左の骨盤(向かって右側の骨盤)が上がっています。
重心がかかって骨盤が上がった側は、自然に肩が下がります。
立ちポーズを描く際に、肩のラインと骨盤のラインを傾けることで、コントラポスト(自然な立ち方)を表現しています。
②大ラフを元にして自撮りをする
1.自撮りをする前の準備
スマホの内側に付いているインカメラで、セルフタイマー機能を使用して自撮りをします。
インカメラを使用することで、自分のポーズを確認しながら撮影ができます。
また、自撮り用のアームを用意しておくのもオススメです。
机や椅子にアームを固定することができ、スムーズに自撮りができます。
2.自撮りで写真を撮影する
自撮りのポイント
インカメラで撮影した写真は、左右が反転されます。
ポーズの参考元の大ラフを反転させたり、撮影後の写真を反転させたりして、向きを合わせましょう。
・恥を捨てて、思い切ってポーズを取る
・描きたいシチュエーションに合わせて、服や持ち物を調整する
思い切ったポーズを取る
イラストでは、ポーズを誇張した方が見栄えが良くなる場合が多いです。
資料用に自撮りをする際には、恥ずかしがらずに、思っている以上に強い角度でポーズを取りましょう。
テラ先生も、肩を大きく傾けながら自撮りをしていますね。
服や持ち物を調整する
パルミーちゃんは袖が少し短い服を着ているので、袖を捲って自撮りをしています。
腕の向きや服のシワは重要な情報なので、キャラクターに合わせて調整してみてください。
また、大ラフの持ち物に合わせて、ペン・タブレットを持ちながら自撮りをしています。
持ち物が用意できない場合は、似ている形の物で代用しましょう。
ペンやタブレットの見え方などの情報も、作画の段階で役立ちます。
③自撮りの資料を参考にしてイラストを描く
1.イラストの制作過程
写真を横に置き、大ラフを下に敷く
撮影した写真を横に表示して参考にしながら、パルミーちゃんを描いていきます。
最初に描いた大ラフの不透明度を下げて、大ラフの線を元にしながら、別のレイヤーに描いていきましょう。
アタリが描かれている大ラフを下に敷くことで、キャラクターの形が描きやすくなります。
顔・髪の毛を描く
パルミーちゃんの顔や髪の毛は、キャラクターの資料も見ながら描きます。
手・持ち物を描く
自撮りした写真と描きたいポーズ・アングルが一致しているので、難しい手の形などもスムーズに描くことができます。
手に持っているペンやタブレットも、自撮りの写真を参考にすることで作画の難易度が下がります。
ポーズ・アングルが一致している資料を見つけるのは大変なので、ぜひ自撮りを活用してみてください。
自撮りした写真ならトレースも可能
イラスト制作に慣れていない方は、自撮りした写真の輪郭をなぞりながら体を描いていくのもオススメです。
自撮りした写真の資料だと、トレースをすることもできるので便利ですね。
腕・肩を描く
自撮りの際に袖を捲っておいたので、袖の部分の作画もスムーズに進められます。
写真では服のシワの陰影なども分かりやすくなっており、色塗りの段階でも参考になります。
2.ラフの完成
更に、自撮りを参考にしつつ胴体や下半身を描いて、パルミーちゃんのラフの完成です!
女性キャラクターのイラストなので、肩幅や体のバランスなども調整しながら進めています。
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イラスト制作で描きたいポーズの資料が見つからない……。
そんなときは、「自撮り」で写真の資料を作ってみましょう!
自撮りを活用することで、時間をかけずにポーズ・構図の資料を用意できます。
今回は、イラストレーターのテラ先生による、パルミー月謝制講座「自撮りを使った作画講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
自撮りのコツや、自撮りの写真を参考にしてイラストを描く手順を見ていきましょう。
イラストの資料集めには自撮りがオススメ
資料を参考にしよう
想像だけでイラストを描くと、物の形を間違えて、絵に違和感が生じてしまいがちです。
絵の違和感を無くすために、ポーズ写真などの資料を参考にしてイラストを制作しましょう。
自撮りを活用するメリット
描きたいポーズの資料を探したけれど、別のカメラアングルから撮影した写真ばかりで参考にならない……。
探している資料が見つからないときは、自撮りで資料を作るのがオススメです。
・描きたいシチュエーションに合わせた資料が作れる
・手間をかけずに簡単に資料を用意できる
自分でポーズを作って写真を撮影するので、イラスト制作に合った資料を作ることができます。
スマホやタブレットなどのインカメラを使用するので、手間もかかりません。
自撮りを用いたイラストの制作工程
今回のイラスト制作では、以下の工程で作業を進めます。
- 大ラフを描く
- 大ラフのポーズを元に自撮りをする
- 自撮りの写真を参考にしてイラストを描く
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まず最初に、どのようなポーズ・構図のイラストを制作するのか、指針となる大ラフを描いておきましょう。
自撮りをする際には、大ラフのポーズを元にして写真を撮影します。
大ラフを描く際には、意識するべきポイントがあります。
1.描きたい箇所、見せたい箇所を決めて描く
今回は、パルミーちゃんのキャラクターイラストを制作していきます。
大ラフの構図を考える際に、Gペンの髪飾りやGペン模様のスカートなど、パルミーちゃんの特徴が画面に入るようにしましょう。
胸のPalmieの文字、太ももといった要素も見せるようにします。
2.大ラフを描く際の意識
大ラフは、自撮りをする際の自分用のポーズ指示なので、ざっくり描いても問題ありません。
また、コントラポストを意識することで、魅力的な立ち絵になります。
コントラポストとは何か?
コントラポストは西洋の美術作品から生まれた用語です。
人物の自然な立ち方を表現するための技法で、イラスト制作でも活用できます。
・片脚に重心をかけると、自然な立ち方になる
・片脚に重心をかけると、重心をかけた側の骨盤が上がる
・骨盤が上がった側は、自然に肩が下がる
上の大ラフの骨盤と肩のラインに着目してください。
キャラクターの左脚(向かって右側の脚)に重心がかかっているので、左の骨盤(向かって右側の骨盤)が上がっています。
重心がかかって骨盤が上がった側は、自然に肩が下がります。
立ちポーズを描く際に、肩のラインと骨盤のラインを傾けることで、コントラポスト(自然な立ち方)を表現しています。
②大ラフを元にして自撮りをする
1.自撮りをする前の準備
スマホの内側に付いているインカメラで、セルフタイマー機能を使用して自撮りをします。
インカメラを使用することで、自分のポーズを確認しながら撮影ができます。
また、自撮り用のアームを用意しておくのもオススメです。
机や椅子にアームを固定することができ、スムーズに自撮りができます。
2.自撮りで写真を撮影する
自撮りのポイント
インカメラで撮影した写真は、左右が反転されます。
ポーズの参考元の大ラフを反転させたり、撮影後の写真を反転させたりして、向きを合わせましょう。
・恥を捨てて、思い切ってポーズを取る
・描きたいシチュエーションに合わせて、服や持ち物を調整する
思い切ったポーズを取る
イラストでは、ポーズを誇張した方が見栄えが良くなる場合が多いです。
資料用に自撮りをする際には、恥ずかしがらずに、思っている以上に強い角度でポーズを取りましょう。
テラ先生も、肩を大きく傾けながら自撮りをしていますね。
服や持ち物を調整する
パルミーちゃんは袖が少し短い服を着ているので、袖を捲って自撮りをしています。
腕の向きや服のシワは重要な情報なので、キャラクターに合わせて調整してみてください。
また、大ラフの持ち物に合わせて、ペン・タブレットを持ちながら自撮りをしています。
持ち物が用意できない場合は、似ている形の物で代用しましょう。
ペンやタブレットの見え方などの情報も、作画の段階で役立ちます。
③自撮りの資料を参考にしてイラストを描く
1.イラストの制作過程
写真を横に置き、大ラフを下に敷く
撮影した写真を横に表示して参考にしながら、パルミーちゃんを描いていきます。
最初に描いた大ラフの不透明度を下げて、大ラフの線を元にしながら、別のレイヤーに描いていきましょう。
アタリが描かれている大ラフを下に敷くことで、キャラクターの形が描きやすくなります。
顔・髪の毛を描く
パルミーちゃんの顔や髪の毛は、キャラクターの資料も見ながら描きます。
手・持ち物を描く
自撮りした写真と描きたいポーズ・アングルが一致しているので、難しい手の形などもスムーズに描くことができます。
手に持っているペンやタブレットも、自撮りの写真を参考にすることで作画の難易度が下がります。
ポーズ・アングルが一致している資料を見つけるのは大変なので、ぜひ自撮りを活用してみてください。
自撮りした写真ならトレースも可能
イラスト制作に慣れていない方は、自撮りした写真の輪郭をなぞりながら体を描いていくのもオススメです。
自撮りした写真の資料だと、トレースをすることもできるので便利ですね。
腕・肩を描く
自撮りの際に袖を捲っておいたので、袖の部分の作画もスムーズに進められます。
写真では服のシワの陰影なども分かりやすくなっており、色塗りの段階でも参考になります。
2.ラフの完成
更に、自撮りを参考にしつつ胴体や下半身を描いて、パルミーちゃんのラフの完成です!
女性キャラクターのイラストなので、肩幅や体のバランスなども調整しながら進めています。
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