【イラスト・漫画】ストーリー性のある構図の作り方。創作活動にも役立つ「伝わるイラスト」を描こう
言葉を使わずに、絵の表現だけでストーリーを伝える技術を「ビジュアルストーリーテリング」と呼んでいます。
ストーリーが伝わる絵の描き方を覚えて、イラスト・マンガ作品などの創作活動に活かしてみませんか?
今回は、砂糖ふくろう先生による、パルミー月謝制講座「ストーリーが伝わる画面づくり講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
ストーリーを伝えるための絵の描き方を見ていきましょう。
ビジュアルストーリーテリングの概要
ビジュアルストーリーテリングとは?
「ビジュアルストーリーテリング」は、思い描いているビジョンを絵だけで伝える技術です。
言葉が通じない相手でも、絵で表現することによって世界中の人に伝えることができます。
ビジュアルストーリーテリングを学ぶメリット
- 言葉が伝わらない相手にも、絵で伝えることができる
- 読み手に伝わりやすいイラスト・マンガが描ける
- 絵コンテ・ストーリーボードの制作にも役立つ
イラスト・マンガでセリフを使わずに絵だけで表現したい……といったときにも、ストーリーが伝わる絵が描けるかどうかが重要になってきます。
ビジュアルストーリーテリングを学んで、創作活動の表現の幅を増やしましょう!
ストーリーのある絵の作り方
絵でストーリーを伝えるための3つのポイント
絵でストーリーを伝えるためには、何を描けばよいのでしょうか?
押さえるべき3つのポイントがあります。
- その人は誰なのか?
- その人は何をしているのか?
- その人は何を考え、感じているのか?
ストーリーが伝わりやすい絵の例
この絵は、誰が何をしている場面に見えたでしょうか?
「シスター達が買い物をした後に、楽しそうに記念撮影をしている」ことが伝わってきたと思います。
①その人は誰なのか?
女性なのか男性なのか、子供なのか大人なのか、どういった体型なのか、外見の特徴はストーリーを伝えるために重要です。
また、衣装を描くことで、その人物の職業や立場も明確になります。
その人が誰であるかを伝えるために、性別・年齢・体型・職業を描きましょう。
②その人は何をしているのか?
ご飯を食べているのか、散歩しているのか、寝ているのか、人物の動作(ジェスチャー)もストーリーには欠かせません。
その人物が何をしているのかを伝えるために、ジェスチャーを描きましょう。
③その人は何を考え、感じているのか?
楽しい・寂しい・嬉しい……といった人物の感情や、怒っている・困っている・焦っている……といった状況は、顔の表情や仕草(ジェスチャー)に表れます。
その人物の考えや感じているものを伝えるために、表情・ジェスチャーを描きましょう。
プロップ(小道具)を活用する
プロップを使うことで、ストーリーがより伝わりやすくなります。
この絵の女性は、なぜ焦っているのでしょうか?
女性が焦っている原因は、「テーブルの上で猫がコーヒーをこぼしたから」でした。
「猫」というプロップ(小道具)を使うことにより、女性が焦っている原因が伝わり、よりストーリー性のある絵になりました。
また、猫がコーヒーをこぼした瞬間を捉えた絵なので、人物をより突発的なジェスチャーで描くという選択肢も出てきます。
なぜ焦っているのか、なぜ怒っているのか、といったシチュエーションを伝えるために、プロップも活用してみてください。
資料を使ってストーリーのある絵を描く
ストーリーのある絵を描きたいけど、何を描けばよいのか分からない……。
題材が見つからないときは、資料を活用してストーリーが伝わる絵を描いてみましょう。
①資料を探す
つり革を掴んで立っている男性など、「何をしているのか」が分かりやすい資料を探します。
②人物をドローイングして、特徴やプロップを言語化する
人物をドローイングした後は、感じた特徴を挙げていきましょう。
つり革を掴んでいるので電車の中、カバンを持っているので外出中、ラフな服装なのでサラリーマンではない……といったように、特徴を言語化していきます。
言葉に変えていくことで、電車の中で裸足になっている状況など、違和感も見えてきました。
③フォーカスポイントを決める
ストーリーを伝えるために、どの特徴にフォーカスすればよいのかを決めます。
今回は、3つの特徴に絞りました。
- 電車の中でつり革に掴まっている
- 男性っぽさ
- ラフな服装
④フォーカスポイントをアレンジする
資料の男性を元にして、麦わら帽子やサングラス、アロハシャツなど、5つのプロップを追加しました。
「電車で海に行こうとしている陽気な男性」に見えますね。
プロップを加えたことにより、ストーリー性も伝わるようになりました。
こちらの例では、スーツや革靴などのサラリーマンのシンボルや、プレゼントやケーキの箱といったクリスマスのアイテムを追加しています。
「クリスマスの日に、子供が待つ自宅に帰るお父さん」というストーリーが伝わってきたと思います。
皆さんも、「何をしているのか」が分かりやすい資料を探して、自分が伝えたい方向性にアレンジしてみてください。
ストーリーが伝わる画面づくり講座をもっと詳しく動画で解説!7日間の無料お試しで視聴しよう!
パルミーの月謝制講座「ストーリーが伝わる画面づくり講座」では、ビジュアルストーリーテリングの考え方や資料の活用方法を、より詳しく動画で解説しています。
- プロップ(小道具)でストーリーを演出する方法
- トレパクにならない資料の使い方、探し方
- ストーリーが伝わるようになる「7つの質問」
- ストーリーを伝えるために避けるべき3つの要素
- カフェスケッチのやり方
- ストーリーが伝わる絵を描く(実践編)
ストーリーが伝わりやすくなるビジュアルストーリーテリングを学んで、イラスト・マンガなどの作品制作に役立ててみてください。
また、砂糖ふくろう先生は、パルミー月謝制講座「はじめてのジェスチャードローイング【ヌード編】」の講師も担当しています。
ビジュアルストーリーテリングに必要な、人物のジェスチャーの描き方が学べる講座です。
ストーリーが伝わる画面づくり講座と併せてご視聴ください。
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言葉を使わずに、絵の表現だけでストーリーを伝える技術を「ビジュアルストーリーテリング」と呼んでいます。
ストーリーが伝わる絵の描き方を覚えて、イラスト・マンガ作品などの創作活動に活かしてみませんか?
今回は、砂糖ふくろう先生による、パルミー月謝制講座「ストーリーが伝わる画面づくり講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
ストーリーを伝えるための絵の描き方を見ていきましょう。
ビジュアルストーリーテリングの概要
ビジュアルストーリーテリングとは?
「ビジュアルストーリーテリング」は、思い描いているビジョンを絵だけで伝える技術です。
言葉が通じない相手でも、絵で表現することによって世界中の人に伝えることができます。
ビジュアルストーリーテリングを学ぶメリット
- 言葉が伝わらない相手にも、絵で伝えることができる
- 読み手に伝わりやすいイラスト・マンガが描ける
- 絵コンテ・ストーリーボードの制作にも役立つ
イラスト・マンガでセリフを使わずに絵だけで表現したい……といったときにも、ストーリーが伝わる絵が描けるかどうかが重要になってきます。
ビジュアルストーリーテリングを学んで、創作活動の表現の幅を増やしましょう!
ストーリーのある絵の作り方
絵でストーリーを伝えるための3つのポイント
絵でストーリーを伝えるためには、何を描けばよいのでしょうか?
押さえるべき3つのポイントがあります。
- その人は誰なのか?
- その人は何をしているのか?
- その人は何を考え、感じているのか?
ストーリーが伝わりやすい絵の例
この絵は、誰が何をしている場面に見えたでしょうか?
「シスター達が買い物をした後に、楽しそうに記念撮影をしている」ことが伝わってきたと思います。
①その人は誰なのか?
女性なのか男性なのか、子供なのか大人なのか、どういった体型なのか、外見の特徴はストーリーを伝えるために重要です。
また、衣装を描くことで、その人物の職業や立場も明確になります。
その人が誰であるかを伝えるために、性別・年齢・体型・職業を描きましょう。
②その人は何をしているのか?
ご飯を食べているのか、散歩しているのか、寝ているのか、人物の動作(ジェスチャー)もストーリーには欠かせません。
その人物が何をしているのかを伝えるために、ジェスチャーを描きましょう。
③その人は何を考え、感じているのか?
楽しい・寂しい・嬉しい……といった人物の感情や、怒っている・困っている・焦っている……といった状況は、顔の表情や仕草(ジェスチャー)に表れます。
その人物の考えや感じているものを伝えるために、表情・ジェスチャーを描きましょう。
プロップ(小道具)を活用する
プロップを使うことで、ストーリーがより伝わりやすくなります。
この絵の女性は、なぜ焦っているのでしょうか?
女性が焦っている原因は、「テーブルの上で猫がコーヒーをこぼしたから」でした。
「猫」というプロップ(小道具)を使うことにより、女性が焦っている原因が伝わり、よりストーリー性のある絵になりました。
また、猫がコーヒーをこぼした瞬間を捉えた絵なので、人物をより突発的なジェスチャーで描くという選択肢も出てきます。
なぜ焦っているのか、なぜ怒っているのか、といったシチュエーションを伝えるために、プロップも活用してみてください。
資料を使ってストーリーのある絵を描く
ストーリーのある絵を描きたいけど、何を描けばよいのか分からない……。
題材が見つからないときは、資料を活用してストーリーが伝わる絵を描いてみましょう。
①資料を探す
つり革を掴んで立っている男性など、「何をしているのか」が分かりやすい資料を探します。
②人物をドローイングして、特徴やプロップを言語化する
人物をドローイングした後は、感じた特徴を挙げていきましょう。
つり革を掴んでいるので電車の中、カバンを持っているので外出中、ラフな服装なのでサラリーマンではない……といったように、特徴を言語化していきます。
言葉に変えていくことで、電車の中で裸足になっている状況など、違和感も見えてきました。
③フォーカスポイントを決める
ストーリーを伝えるために、どの特徴にフォーカスすればよいのかを決めます。
今回は、3つの特徴に絞りました。
- 電車の中でつり革に掴まっている
- 男性っぽさ
- ラフな服装
④フォーカスポイントをアレンジする
資料の男性を元にして、麦わら帽子やサングラス、アロハシャツなど、5つのプロップを追加しました。
「電車で海に行こうとしている陽気な男性」に見えますね。
プロップを加えたことにより、ストーリー性も伝わるようになりました。
こちらの例では、スーツや革靴などのサラリーマンのシンボルや、プレゼントやケーキの箱といったクリスマスのアイテムを追加しています。
「クリスマスの日に、子供が待つ自宅に帰るお父さん」というストーリーが伝わってきたと思います。
皆さんも、「何をしているのか」が分かりやすい資料を探して、自分が伝えたい方向性にアレンジしてみてください。
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- トレパクにならない資料の使い方、探し方
- ストーリーが伝わるようになる「7つの質問」
- ストーリーを伝えるために避けるべき3つの要素
- カフェスケッチのやり方
- ストーリーが伝わる絵を描く(実践編)
ストーリーが伝わりやすくなるビジュアルストーリーテリングを学んで、イラスト・マンガなどの作品制作に役立ててみてください。
また、砂糖ふくろう先生は、パルミー月謝制講座「はじめてのジェスチャードローイング【ヌード編】」の講師も担当しています。
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