初心者向けのラフの描き方!イラストをイメージ通りに仕上げる方法を解説
ラフは良い感じだったのに、ペン入れをしていたら微妙に思えてきた……。
イラストの制作中に起こりがちな問題ですが、原因はどこにあるのでしょうか?
今回は、イラストレーターのKEIZO (ORETO)先生による、パルミー月謝制講座「一枚絵ラフの描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
作品をイメージ通りに仕上げるために、「ラフ」の役割や描き方のポイントを学びましょう!
初心者向けのラフの描き方を覚えよう
ラフから線画にするときの「ズレ」が違和感の原因
ラフでアタリを描いたから次は線画!と思いがちですが、解説図のようなラフからいきなり線画を描くと、仕上がりのイメージがズレやすくなってしまいます。
線画では細い線を引くので、大雑把な太い線を元にしているとズレが生じやすいです。
大まかなラフからいきなり線画が描ける人もいますが、慣れている上級者向けのやり方です。
良いイラストにするための4つのラフ工程
いきなり線画を描くのではなく、イメージがズレないように、ラフで段階を踏んでから線画にしましょう。
- 骨格ラフ
- 大ラフ
- ラフ
- 陰影ラフ・カラーラフ
ラフを役割ごとに4つの工程に分類しています。
①骨格ラフ
骨格ラフは、ラフの工程の中で一番最初の段階です。
キャラクターの骨格や関節の位置を取り、ポーズのアタリを作ります。
ラフの遊びの線を大事にするため、太めのブラシで大まかに描きます。
②大ラフ
大ラフの工程では、骨格ラフで描いたアタリをより人間らしい形にしていきます。
骨格ラフを描いたレイヤーを薄くして、別のレイヤーに上から大ラフを描きます。
骨格ラフで使ったブラシよりも、一回り小さいブラシで描くのがポイントです。
全体のバランスを整えた後は、目や口の位置も決めておきます。
更に、髪の毛や服などのパーツも追加します。
骨格ラフと比べると、大分人間らしくなりましたね。
③ラフ
ラフの工程では、大ラフの線を細部まで詰めていきます。
大ラフを描いたレイヤーを薄くして、別のレイヤーに上からラフを描きましょう。
最終的な仕上がりを意識して、顔の表情や体型の特徴など、キャラクターのニュアンスも追加します。
どういったキャラクターになるのか、仕上がり後のイメージも見えてきました。
④陰影ラフ・カラーラフ
陰影ラフの工程では、ラフで描いた絵に陰影をつけていきます。
カラーラフでは、更に色もつけます。
ラフに影や色をつけると、絵の印象も大きく変わりましたね。
線画の後に陰影や色をつけると、想定していたイメージとズレが生じやすくなってしまいます。
ラフの段階で陰影・色を考えて、完成後のイメージとのズレを減らしましょう。
線画
カラーラフの後は、細めのブラシを使って線画を描きます。
細部まで詰めたラフから線画を描いたので、ズレも生じていません。
一枚イラストのラフの描き方
ラフの描き方を学んだので、実際にカラーイラストのラフを描いていきましょう。
①骨格ラフでアイデアの案を出す
今回は、「パルミーちゃんが座っている」イラストを制作していきます。
描くテーマに合わせて資料を集める
キャラクターが座っているポーズを描くため、人物が座っている様子が分かる資料を集めます。
どこに座っているのか、どんな風に座っているのかなど、資料を見ることでアイデアも膨らませることができます。
背景を描く段階になって分からない箇所が出てきた場合は、その都度資料を探しましょう。
骨格ラフで案出しをする
キャラクターが座っている絵を4つ描き、案出しをしています。
案出しの工程なので、キャラクターを細部まで描き込む必要はありません。
骨格ラフの要領で、大まかに描いていきましょう。
案出しをすることで、最終的なラフのイメージも固めることができます。
②案を一つに絞って大ラフを描く
イラスト制作をする構図を選ぶ
案出しをした4つの構図の中から一枚を選びます。
今回は、案出しの二つ目、キャラクターが座っている様子をアオリで映した構図を採用しています。
骨格ラフを拡大して、大ラフを描く
案出しで描いた骨格ラフを、キャンバスの大きさに拡大します。
骨格ラフのレイヤーを薄くして、上から大ラフを描いていきましょう。
骨格ラフよりも少し小さめのブラシを使って、より人間らしい形に近づけます。
表情や細部などは後のラフの工程で描くので、この段階では大まかに描いても問題ありません。
大ラフでは、構図やカメラアングル、シチュエーションを決めることが大事です。
ラフの完成
更に、ラフ→陰影ラフ→カラーラフと進んで、カラーイラストのラフが完成しました!
ラフの工程は、イラスト制作における設計図のようなものです。
しっかりとした設計図を作っておくことで、工程が進んでもイメージとのズレが生じなくなり、より良い作品に仕上げることができます。
一枚絵ラフの描き方講座をもっと詳しく動画で解説!7日間の無料お試しで視聴しよう!
パルミーの月謝制講座「一枚絵ラフの描き方講座」では、骨格ラフや大ラフ、カラーラフなどの工程を、より詳しく動画で解説しています。
背景付きのカラーイラストを完成させる一枚イラスト編では、構図・ポーズのラフの作り方や、光源・陰影のラフの考え方など、ラフ制作の重要なポイントが学べます。
KEIZO (ORETO)先生が制作をしたpsdファイルも講座資料としてダウンロードできますので、レイヤー構成に疑問がある方は参考にしてみてください。
また、KEIZO (ORETO)先生による、パルミー月謝制講座「ラフを生かした一枚絵講座」では、カラーラフからイラスト完成までの工程を解説しています。
ラフの描き方を覚えた後は、色塗りや仕上げ・加工の方法についても学んでみてください。
無料お試しでは、これらの講座をはじめとする200以上の講座が全部視聴できます!
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ラフは良い感じだったのに、ペン入れをしていたら微妙に思えてきた……。
イラストの制作中に起こりがちな問題ですが、原因はどこにあるのでしょうか?
今回は、イラストレーターのKEIZO (ORETO)先生による、パルミー月謝制講座「一枚絵ラフの描き方講座」より、内容を一部抜粋してご紹介します。
作品をイメージ通りに仕上げるために、「ラフ」の役割や描き方のポイントを学びましょう!
初心者向けのラフの描き方を覚えよう
ラフから線画にするときの「ズレ」が違和感の原因
ラフでアタリを描いたから次は線画!と思いがちですが、解説図のようなラフからいきなり線画を描くと、仕上がりのイメージがズレやすくなってしまいます。
線画では細い線を引くので、大雑把な太い線を元にしているとズレが生じやすいです。
大まかなラフからいきなり線画が描ける人もいますが、慣れている上級者向けのやり方です。
良いイラストにするための4つのラフ工程
いきなり線画を描くのではなく、イメージがズレないように、ラフで段階を踏んでから線画にしましょう。
- 骨格ラフ
- 大ラフ
- ラフ
- 陰影ラフ・カラーラフ
ラフを役割ごとに4つの工程に分類しています。
①骨格ラフ
骨格ラフは、ラフの工程の中で一番最初の段階です。
キャラクターの骨格や関節の位置を取り、ポーズのアタリを作ります。
ラフの遊びの線を大事にするため、太めのブラシで大まかに描きます。
②大ラフ
大ラフの工程では、骨格ラフで描いたアタリをより人間らしい形にしていきます。
骨格ラフを描いたレイヤーを薄くして、別のレイヤーに上から大ラフを描きます。
骨格ラフで使ったブラシよりも、一回り小さいブラシで描くのがポイントです。
全体のバランスを整えた後は、目や口の位置も決めておきます。
更に、髪の毛や服などのパーツも追加します。
骨格ラフと比べると、大分人間らしくなりましたね。
③ラフ
ラフの工程では、大ラフの線を細部まで詰めていきます。
大ラフを描いたレイヤーを薄くして、別のレイヤーに上からラフを描きましょう。
最終的な仕上がりを意識して、顔の表情や体型の特徴など、キャラクターのニュアンスも追加します。
どういったキャラクターになるのか、仕上がり後のイメージも見えてきました。
④陰影ラフ・カラーラフ
陰影ラフの工程では、ラフで描いた絵に陰影をつけていきます。
カラーラフでは、更に色もつけます。
ラフに影や色をつけると、絵の印象も大きく変わりましたね。
線画の後に陰影や色をつけると、想定していたイメージとズレが生じやすくなってしまいます。
ラフの段階で陰影・色を考えて、完成後のイメージとのズレを減らしましょう。
線画
カラーラフの後は、細めのブラシを使って線画を描きます。
細部まで詰めたラフから線画を描いたので、ズレも生じていません。
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ラフの描き方を学んだので、実際にカラーイラストのラフを描いていきましょう。
①骨格ラフでアイデアの案を出す
今回は、「パルミーちゃんが座っている」イラストを制作していきます。
描くテーマに合わせて資料を集める
キャラクターが座っているポーズを描くため、人物が座っている様子が分かる資料を集めます。
どこに座っているのか、どんな風に座っているのかなど、資料を見ることでアイデアも膨らませることができます。
背景を描く段階になって分からない箇所が出てきた場合は、その都度資料を探しましょう。
骨格ラフで案出しをする
キャラクターが座っている絵を4つ描き、案出しをしています。
案出しの工程なので、キャラクターを細部まで描き込む必要はありません。
骨格ラフの要領で、大まかに描いていきましょう。
案出しをすることで、最終的なラフのイメージも固めることができます。
②案を一つに絞って大ラフを描く
イラスト制作をする構図を選ぶ
案出しをした4つの構図の中から一枚を選びます。
今回は、案出しの二つ目、キャラクターが座っている様子をアオリで映した構図を採用しています。
骨格ラフを拡大して、大ラフを描く
案出しで描いた骨格ラフを、キャンバスの大きさに拡大します。
骨格ラフのレイヤーを薄くして、上から大ラフを描いていきましょう。
骨格ラフよりも少し小さめのブラシを使って、より人間らしい形に近づけます。
表情や細部などは後のラフの工程で描くので、この段階では大まかに描いても問題ありません。
大ラフでは、構図やカメラアングル、シチュエーションを決めることが大事です。
ラフの完成
更に、ラフ→陰影ラフ→カラーラフと進んで、カラーイラストのラフが完成しました!
ラフの工程は、イラスト制作における設計図のようなものです。
しっかりとした設計図を作っておくことで、工程が進んでもイメージとのズレが生じなくなり、より良い作品に仕上げることができます。
一枚絵ラフの描き方講座をもっと詳しく動画で解説!7日間の無料お試しで視聴しよう!
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KEIZO (ORETO)先生が制作をしたpsdファイルも講座資料としてダウンロードできますので、レイヤー構成に疑問がある方は参考にしてみてください。
また、KEIZO (ORETO)先生による、パルミー月謝制講座「ラフを生かした一枚絵講座」では、カラーラフからイラスト完成までの工程を解説しています。
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