
線画の描き方|線の強弱・太さとクリスタのベクターレイヤー
更新日: | 公開日:
線画とは、ラフや下書きを整理し、キャラクターの形・奥行き・質感を伝えるための清書の線です。きれいに見せるには、すべて同じ太さでなぞらず、外側の輪郭や影は太く、光が当たる場所や内側の線は細くします。
この記事では、イラストレーターの羽々倉ごし先生による『メリハリの利いた線画の描き方講座』の内容をもとに、線画の描き方や線にメリハリをつけるコツを紹介します。
線画をきれいに描きたい人はもちろん、線が均一になってのっぺりしてしまう人や、下書きから線画にするのが苦手な人にもおすすめです。
線の太さを変えるポイントやベクターレイヤーの使い方を知って、メリハリのある線画を描いてみましょう!
線画をきれいに見せる3つの基本
1. すべて同じ太さで描かない
線画をきれいに見せるには、線の太さにメリハリをつけることが大切です。
すべて同じ太さで描くのではなく、場所によって線の強弱を変えてみましょう。
線のメリハリとは何か?
メリハリがない線画は、線の太さが均一です。
全体的にのっぺりとしており、図形的な印象になっています。
メリハリがある線画は、線に強弱がついています。
髪や衣服の内側の線などは、アウトラインよりも細くなっていますね。
線に強弱をつけることで、髪・布の柔らかさが出て立体感のある印象になります。
2. 光・影・輪郭で線の太さを変える
線の太さは、光や影、輪郭など、線を描く場所によって変えてみましょう。
| 線 | 主な場所 | 目的 |
|---|---|---|
| 太くする | 外側の輪郭、影側、髪やシワの根元、重なりの奥 | シルエット、奥行き、影を強調する |
| 細くする | 光が当たる側、肌や布の内側、細い毛先、手前を邪魔しない補助的な線 | 明るさ、柔らかさ、細部を表す |
| ベタを加える | 深い落ち影、布の裏、パーツが重なる狭い場所 | 画面を引き締め、強い影を示す |
線幅は固定値ではなく、同じ絵の中での相対差として決めます。縮小表示でも太い場所と細い場所が見分けられるか確認してください。
線を太く描く箇所
・全体のアウトライン
・影になる部分
・影や服のシワの根本
シルエットの外側の線や、影になりそうな部分は、太めの線で描いてみてください。
髪やシワの根本なども太くすると、立体感が出ます。
線を細く描く箇所
・光が当たる部分
・内側のシワ
解説イラストでは、フリル・髪の毛・肌の内側の線を細く描いています。
アウトラインの線と差別化されて、メリハリが出ています。
ベタを入れる箇所
・影が濃く落ちる部分
布の裏地の部分や落ち影の箇所に、ベタを少し入れてみましょう。
立体感が出て、画面が引き締まって見えます。
3. 絵柄に合わせてアウトラインを調整する

線画のアウトラインのみを太くすると、デフォルメした印象になります。
絵が可愛く見えるため、ミニキャラクターの表現に使ってみてください。
シールやグッズなどのイラストにもオススメです。
ラスターレイヤーとベクターレイヤーの違い
ラスターとベクターの特徴を比較する
ペイントソフトで使用するレイヤーには、ラスターレイヤーとベクターレイヤーの二種類があります。
ラスターレイヤーは塗りや画像加工に向き、ベクターレイヤーは描いた後の線幅・形状などの修正に向いています。そのため、線画はベクター、色塗りはラスターというように工程で使い分けると便利です。
二つのレイヤーの違いを具体的に見ていきましょう。
ラスターレイヤーとは何か?
ラスターレイヤーは、多くのペイントソフトで使用されている基本的なレイヤーです。
・基本の描画処理ができる(線を描く、色を塗る、フィルターをかけるなど)
・画像の拡大や縮小をすると、荒れてしまう
・ラフや色塗りに向いている
ラスターレイヤーで画像の拡大・縮小をすると、解説図のようなジャギーが発生してしまいます。
変形などの操作をする際には注意しましょう。
ベクターレイヤーとは何か?
CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーは、線の中心線と制御点、ブラシサイズなどのストローク情報を保持する線画向けのレイヤーです。
・描画後でも線の太さ・色・形を調整できる
・拡大・縮小してもラスターレイヤーのようなジャギーが発生しにくい
一方で、ラスターレイヤーのような塗りつぶしやフィルター加工には向きません。
線画はベクター、色塗りはラスターというように工程で使い分けます。
線画の修正にはベクターレイヤーが便利
ベクターレイヤーなら、描いた線を後から調整できるため、線画の修正に便利です。
線画を描き進めた後に、線が太すぎる・細すぎると感じた場合でも、線を描き直さずに修正できます。
また、線画の途中で手や顔などの大きさを変更したい場合も、ベクターレイヤーなら拡大・縮小して調整できます。
線画を完成させてから全体のバランスを整えたいときにも活用できます。
ベクター用消しゴムと線幅修正を使う
CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーでは、描いた線を後から修正できる便利な機能があります。
ここでは、線の一部を消したり、線幅を調整したりできる「ベクター用消しゴム」と「線幅修正」を紹介します。
「ベクター用消しゴム」

[消しゴムツール]内には、ベクターレイヤーで効果を発揮する[ベクター用消しゴム]があります。
「ベクター消去」の項目にチェックを入れて、3種類の効果のいずれかを選びましょう。
1.触れた部分のみ消去
消しゴムを使った箇所のみを削除するので、ラスターレイヤーの消しゴムと似た感覚で使えます。
ベクター線を切断することもできます。
2.交点まで消去
線が交わる箇所まで、自動的に範囲を決めて消してくれる機能です。
髪の毛の先端を描く際に、線のはみ出しを簡単に修正できます。
3.線全体を消去
線の一部分を消しゴムでなでると、線の全体が削除されます。
交点が多くて細かい箇所を消すときに便利です。
「線修正ツール」
クリスタの[線修正ツール]内にある[線幅修正]は、描いた線の太さを後から変更できる便利なツールです。
線幅を変えたい箇所をなぞると徐々に太さが変わっていき、お好みの太さに調整できます。
線を太くしたい場合は「指定幅で太らせる」にチェックを入れ、線を細くしたい場合は「指定幅で細らせる」にチェックを入れて使用します。
また、「線全体に処理」にチェックを入れると、なぞった線の全体の太さが変わります。
下書きから線画を仕上げる4ステップ
実際に、キャラクターイラストの線画を描いていく手順を見ていきましょう。
ここでは、CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーを使い、下書きから線画を完成させるまでの4ステップを紹介します。
1. 下書きで形と重なりを決める
線画にしやすい下書きを描いておく
下書きを描いたけれど、線画が描きづらい……。
そんな風に感じる場合は、下書きがラフすぎているのが原因かもしれません。
下書きが大雑把だと、一発描きのような感覚で線画を描くことになってしまいます。
線画が描きやすい段階まで、細部を描き込んでおきましょう。
下書きの描き方や、線画に進む前のラフの整え方については、ラフの描き方も参考にしてみてください。
ざっくりとした下書きを細部まで整えました。
下書きの線を薄くして、別のレイヤーに線画を描いていきましょう。
線画用のレイヤーには、線の調整・修正が簡単なベクターレイヤーを使用します。
線画用のペンは、[鉛筆ツール]→[濃い鉛筆]を使用します。
2. 顔は描きやすい向きに回して描く
線が引きやすい向きに調整する
羽々倉ごし先生の場合、左向きの顔の方が描きやすいため、左右を反転して顔の線を引いています。
ナビゲーターパレット内の「左右反転」を押すと、キャンバスが左右反転して表示されます。
皆さんも、線が引きやすいように向き・角度を調整してみてください。
まつ毛の線は重ねて描くのがオススメ
目・鼻・口などのパーツは、別のベクターレイヤーを新しく作って描き込みます。
まつ毛は、線を重ねるようにして描くと、毛が密集しているような感じが出せます。
まつ毛を黒く塗りつぶすときれいに見えない……とお悩みの方は、線を重ねるようにして描いてみてください。
ブラシサイズを調整しながら描く
顔の輪郭の太さに対して、鼻・頬・口などの線は細めに描いてメリハリをつけています。
細い線を描く場合はブラシサイズを小さくするなど、調整しながら進めましょう。
3. 体の形と服の重なりを整える
ベクターレイヤーは拡大・縮小をしてもOK
手が少し大きかったので調整をします。
[選択範囲]→[投げなわ選択]で手を囲み、[変形]で手を小さくします。
ベクターレイヤーに描き込んだ線は、拡大・縮小などの操作をしても画質が劣化しません。
線画の途中で大きさを変更できるのは便利ですね。
見えない部分も描いておく

服で隠れる部分も、体の線を描いておくのがオススメです。
体の線を描いておくことで服が着せやすくなり、デッサンの間違いにも気づきやすくなります。
体の線にもメリハリをつける
鎖骨やヒザの凸、ニーハイのゴムの部分などは内側の線なので、細く描きましょう。
外側の輪郭や、太ももとニーハイの間の境界線などは太い線で描いて、メリハリを出しています。
4. 全体表示で線幅と抜けを調整する
更に、髪・衣服・装飾などの線画を描き進めます。
線画を完成させる前に、次のポイントをチェックしてみましょう。
- 外側と内側の線幅に差があるか
- 光側より影側の線が強くなっているか
- 髪や服の重なりが読みやすくなっているか
- 塗りつぶしたときに漏れそうな隙間がないか
- 縮小しても、顔など見せたい場所が線で埋もれていないか
細部だけでなく、キャンバス全体を表示してバランスを確認しましょう。
今回のイラスト制作では、ベクターレイヤーに線画を描いたので、[線修正ツール]→[線幅修正]で線画の太さの調整ができます。
キャラクター全体の線の太さを調整して、髪・服にアクセントの線を加えて、線画の完成です!
線画が完成したら、次は線画の色を調整して、塗りになじませる方法もあります。
線画を自然に見せる色トレスについては、線画を塗りになじませる方法も参考にしてみてください。
パルミー月謝制講座で線画の描き方をさらに学ぶ
この記事では、線の太さを変えるポイントや、ベクターレイヤーを活用した線画の描き方、下書きから線画を完成させる手順を紹介しました。
さらに、線画の描き方を実演を見ながら詳しく学びたい方は、パルミーの月謝制講座をぜひご覧ください。
パルミーの月謝制講座「メリハリの利いた線画の描き方講座」では、他にも様々な線画の描き方のコツを解説しています。
- 線画にオススメのペン設定
- ベクターレイヤーの活用方法
- 顔・髪・体・服の線画のコツ
- 線画の太さ調整など、仕上げ処理の解説
- ラフを元に線画を制作する実演
講座では、キャラクターの線画制作の全工程を、動画で詳しく解説しています。
羽々倉ごし先生の実演から線画の描き方を学んで、キャラクターイラストの制作に活かしてみてください。
「線画の描き方練習講座」では、線を引くときの手の動かし方や、簡単な図形を用いた線の練習方法、写真をなぞって線画を描く練習手順を解説しています。
線の引き方を基本から学びたい方は、ぜひ講座をご視聴ください。
パルミー月謝制では、初心者向けから応用まで幅広いイラスト講座をオンラインで受講できます。
講師の実演を見ながら、描き方のコツを学べるのも魅力です。
7日間の無料お試しも利用できるので、気になる講座を実際に受講してみましょう。
更新日: | 公開日:
線画とは、ラフや下書きを整理し、キャラクターの形・奥行き・質感を伝えるための清書の線です。きれいに見せるには、すべて同じ太さでなぞらず、外側の輪郭や影は太く、光が当たる場所や内側の線は細くします。
この記事では、イラストレーターの羽々倉ごし先生による『メリハリの利いた線画の描き方講座』の内容をもとに、線画の描き方や線にメリハリをつけるコツを紹介します。
線画をきれいに描きたい人はもちろん、線が均一になってのっぺりしてしまう人や、下書きから線画にするのが苦手な人にもおすすめです。
線の太さを変えるポイントやベクターレイヤーの使い方を知って、メリハリのある線画を描いてみましょう!
線画をきれいに見せる3つの基本
1. すべて同じ太さで描かない
線画をきれいに見せるには、線の太さにメリハリをつけることが大切です。
すべて同じ太さで描くのではなく、場所によって線の強弱を変えてみましょう。
線のメリハリとは何か?
メリハリがない線画は、線の太さが均一です。
全体的にのっぺりとしており、図形的な印象になっています。
メリハリがある線画は、線に強弱がついています。
髪や衣服の内側の線などは、アウトラインよりも細くなっていますね。
線に強弱をつけることで、髪・布の柔らかさが出て立体感のある印象になります。
2. 光・影・輪郭で線の太さを変える
線の太さは、光や影、輪郭など、線を描く場所によって変えてみましょう。
| 線 | 主な場所 | 目的 |
|---|---|---|
| 太くする | 外側の輪郭、影側、髪やシワの根元、重なりの奥 | シルエット、奥行き、影を強調する |
| 細くする | 光が当たる側、肌や布の内側、細い毛先、手前を邪魔しない補助的な線 | 明るさ、柔らかさ、細部を表す |
| ベタを加える | 深い落ち影、布の裏、パーツが重なる狭い場所 | 画面を引き締め、強い影を示す |
線幅は固定値ではなく、同じ絵の中での相対差として決めます。縮小表示でも太い場所と細い場所が見分けられるか確認してください。
線を太く描く箇所
・全体のアウトライン
・影になる部分
・影や服のシワの根本
シルエットの外側の線や、影になりそうな部分は、太めの線で描いてみてください。
髪やシワの根本なども太くすると、立体感が出ます。
線を細く描く箇所
・光が当たる部分
・内側のシワ
解説イラストでは、フリル・髪の毛・肌の内側の線を細く描いています。
アウトラインの線と差別化されて、メリハリが出ています。
ベタを入れる箇所
・影が濃く落ちる部分
布の裏地の部分や落ち影の箇所に、ベタを少し入れてみましょう。
立体感が出て、画面が引き締まって見えます。
3. 絵柄に合わせてアウトラインを調整する

線画のアウトラインのみを太くすると、デフォルメした印象になります。
絵が可愛く見えるため、ミニキャラクターの表現に使ってみてください。
シールやグッズなどのイラストにもオススメです。
ラスターレイヤーとベクターレイヤーの違い
ラスターとベクターの特徴を比較する
ペイントソフトで使用するレイヤーには、ラスターレイヤーとベクターレイヤーの二種類があります。
ラスターレイヤーは塗りや画像加工に向き、ベクターレイヤーは描いた後の線幅・形状などの修正に向いています。そのため、線画はベクター、色塗りはラスターというように工程で使い分けると便利です。
二つのレイヤーの違いを具体的に見ていきましょう。
ラスターレイヤーとは何か?
ラスターレイヤーは、多くのペイントソフトで使用されている基本的なレイヤーです。
・基本の描画処理ができる(線を描く、色を塗る、フィルターをかけるなど)
・画像の拡大や縮小をすると、荒れてしまう
・ラフや色塗りに向いている
ラスターレイヤーで画像の拡大・縮小をすると、解説図のようなジャギーが発生してしまいます。
変形などの操作をする際には注意しましょう。
ベクターレイヤーとは何か?
CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーは、線の中心線と制御点、ブラシサイズなどのストローク情報を保持する線画向けのレイヤーです。
・描画後でも線の太さ・色・形を調整できる
・拡大・縮小してもラスターレイヤーのようなジャギーが発生しにくい
一方で、ラスターレイヤーのような塗りつぶしやフィルター加工には向きません。
線画はベクター、色塗りはラスターというように工程で使い分けます。
線画の修正にはベクターレイヤーが便利
ベクターレイヤーなら、描いた線を後から調整できるため、線画の修正に便利です。
線画を描き進めた後に、線が太すぎる・細すぎると感じた場合でも、線を描き直さずに修正できます。
また、線画の途中で手や顔などの大きさを変更したい場合も、ベクターレイヤーなら拡大・縮小して調整できます。
線画を完成させてから全体のバランスを整えたいときにも活用できます。
ベクター用消しゴムと線幅修正を使う
CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーでは、描いた線を後から修正できる便利な機能があります。
ここでは、線の一部を消したり、線幅を調整したりできる「ベクター用消しゴム」と「線幅修正」を紹介します。
「ベクター用消しゴム」

[消しゴムツール]内には、ベクターレイヤーで効果を発揮する[ベクター用消しゴム]があります。
「ベクター消去」の項目にチェックを入れて、3種類の効果のいずれかを選びましょう。
1.触れた部分のみ消去
消しゴムを使った箇所のみを削除するので、ラスターレイヤーの消しゴムと似た感覚で使えます。
ベクター線を切断することもできます。
2.交点まで消去
線が交わる箇所まで、自動的に範囲を決めて消してくれる機能です。
髪の毛の先端を描く際に、線のはみ出しを簡単に修正できます。
3.線全体を消去
線の一部分を消しゴムでなでると、線の全体が削除されます。
交点が多くて細かい箇所を消すときに便利です。
「線修正ツール」
クリスタの[線修正ツール]内にある[線幅修正]は、描いた線の太さを後から変更できる便利なツールです。
線幅を変えたい箇所をなぞると徐々に太さが変わっていき、お好みの太さに調整できます。
線を太くしたい場合は「指定幅で太らせる」にチェックを入れ、線を細くしたい場合は「指定幅で細らせる」にチェックを入れて使用します。
また、「線全体に処理」にチェックを入れると、なぞった線の全体の太さが変わります。
下書きから線画を仕上げる4ステップ
実際に、キャラクターイラストの線画を描いていく手順を見ていきましょう。
ここでは、CLIP STUDIO PAINTのベクターレイヤーを使い、下書きから線画を完成させるまでの4ステップを紹介します。
1. 下書きで形と重なりを決める
線画にしやすい下書きを描いておく
下書きを描いたけれど、線画が描きづらい……。
そんな風に感じる場合は、下書きがラフすぎているのが原因かもしれません。
下書きが大雑把だと、一発描きのような感覚で線画を描くことになってしまいます。
線画が描きやすい段階まで、細部を描き込んでおきましょう。
下書きの描き方や、線画に進む前のラフの整え方については、ラフの描き方も参考にしてみてください。
ざっくりとした下書きを細部まで整えました。
下書きの線を薄くして、別のレイヤーに線画を描いていきましょう。
線画用のレイヤーには、線の調整・修正が簡単なベクターレイヤーを使用します。
線画用のペンは、[鉛筆ツール]→[濃い鉛筆]を使用します。
2. 顔は描きやすい向きに回して描く
線が引きやすい向きに調整する
羽々倉ごし先生の場合、左向きの顔の方が描きやすいため、左右を反転して顔の線を引いています。
ナビゲーターパレット内の「左右反転」を押すと、キャンバスが左右反転して表示されます。
皆さんも、線が引きやすいように向き・角度を調整してみてください。
まつ毛の線は重ねて描くのがオススメ
目・鼻・口などのパーツは、別のベクターレイヤーを新しく作って描き込みます。
まつ毛は、線を重ねるようにして描くと、毛が密集しているような感じが出せます。
まつ毛を黒く塗りつぶすときれいに見えない……とお悩みの方は、線を重ねるようにして描いてみてください。
ブラシサイズを調整しながら描く
顔の輪郭の太さに対して、鼻・頬・口などの線は細めに描いてメリハリをつけています。
細い線を描く場合はブラシサイズを小さくするなど、調整しながら進めましょう。
3. 体の形と服の重なりを整える
ベクターレイヤーは拡大・縮小をしてもOK
手が少し大きかったので調整をします。
[選択範囲]→[投げなわ選択]で手を囲み、[変形]で手を小さくします。
ベクターレイヤーに描き込んだ線は、拡大・縮小などの操作をしても画質が劣化しません。
線画の途中で大きさを変更できるのは便利ですね。
見えない部分も描いておく

服で隠れる部分も、体の線を描いておくのがオススメです。
体の線を描いておくことで服が着せやすくなり、デッサンの間違いにも気づきやすくなります。
体の線にもメリハリをつける
鎖骨やヒザの凸、ニーハイのゴムの部分などは内側の線なので、細く描きましょう。
外側の輪郭や、太ももとニーハイの間の境界線などは太い線で描いて、メリハリを出しています。
4. 全体表示で線幅と抜けを調整する
更に、髪・衣服・装飾などの線画を描き進めます。
線画を完成させる前に、次のポイントをチェックしてみましょう。
- 外側と内側の線幅に差があるか
- 光側より影側の線が強くなっているか
- 髪や服の重なりが読みやすくなっているか
- 塗りつぶしたときに漏れそうな隙間がないか
- 縮小しても、顔など見せたい場所が線で埋もれていないか
細部だけでなく、キャンバス全体を表示してバランスを確認しましょう。
今回のイラスト制作では、ベクターレイヤーに線画を描いたので、[線修正ツール]→[線幅修正]で線画の太さの調整ができます。
キャラクター全体の線の太さを調整して、髪・服にアクセントの線を加えて、線画の完成です!
線画が完成したら、次は線画の色を調整して、塗りになじませる方法もあります。
線画を自然に見せる色トレスについては、線画を塗りになじませる方法も参考にしてみてください。
パルミー月謝制講座で線画の描き方をさらに学ぶ
この記事では、線の太さを変えるポイントや、ベクターレイヤーを活用した線画の描き方、下書きから線画を完成させる手順を紹介しました。
さらに、線画の描き方を実演を見ながら詳しく学びたい方は、パルミーの月謝制講座をぜひご覧ください。
パルミーの月謝制講座「メリハリの利いた線画の描き方講座」では、他にも様々な線画の描き方のコツを解説しています。
- 線画にオススメのペン設定
- ベクターレイヤーの活用方法
- 顔・髪・体・服の線画のコツ
- 線画の太さ調整など、仕上げ処理の解説
- ラフを元に線画を制作する実演
講座では、キャラクターの線画制作の全工程を、動画で詳しく解説しています。
羽々倉ごし先生の実演から線画の描き方を学んで、キャラクターイラストの制作に活かしてみてください。
「線画の描き方練習講座」では、線を引くときの手の動かし方や、簡単な図形を用いた線の練習方法、写真をなぞって線画を描く練習手順を解説しています。
線の引き方を基本から学びたい方は、ぜひ講座をご視聴ください。
パルミー月謝制では、初心者向けから応用まで幅広いイラスト講座をオンラインで受講できます。
講師の実演を見ながら、描き方のコツを学べるのも魅力です。
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