
【クリスタ】透明感・ツヤのある髪の塗り方!影から仕上げまで解説
更新日: | 公開日:
髪に透明感やツヤを出すには、ベースの色を明るめにして、髪の流れに沿って影やハイライトを重ねるのがポイントです。毛先に色の変化を加えると、より透明感のある仕上がりになります。
この記事では、CLIP STUDIO PAINTを使って、髪のベタ塗りから影、ハイライト、仕上げまでの塗り方を6つの工程に分けて紹介します。
画像を見ながら、髪の流れや色の重ね方をチェックしてみましょう!
透明感・ツヤのある髪を塗る6工程
- 髪全体を明るめの色でベタ塗りする
- 頭の丸みに沿って大きな影を置く
- 毛束の流れと重なりに沿って影を細かくする
- 奥まった部分へ濃い影を少量加える
- 髪色になじむハイライトを入れる
- 毛先・前髪の色と細い毛を調整して仕上げる
この作例では、[不透明水彩]、[濃い水彩]、[丸ペン]の3種類のブラシを主に使用しています。
ブラシの名称や配置はアプリのバージョン・環境によって異なる場合があります。
同名のブラシが見つからない場合は、広い範囲に面で影を置けるブラシや、先の細い線を描けるブラシなど、作例と近い役割のものを選んでみてください。
1. ベースを塗る
[不透明水彩]と[濃い水彩]の2種類のブラシを使って、明暗や髪の流れを表現していきます。
肌や服が塗り終わった状態から作業を進めていきます。
最初に、ブラシや塗りつぶしツールを使って、線画にそって髪の範囲を1色で塗りつぶしておきます。はみ出しや塗り残しが無いように塗りましょう。
ベタ塗りする色は、あとで影を塗っていくうちに暗い色になってしまいがちなので、ベタ塗りの段階では理想の仕上がりイメージよりも明るめの色を選ぶとよいでしょう。 今回の髪色は濃い目の青に仕上げたいので、ベタ塗りの段階ではグレー寄りの落ち着いた青を選びました。
2. 頭の丸みに沿って大きな影を置く
髪全体をベタ塗りしたら、 頭を球体として捉え、顔まわりに円弧を描くように大きな影を置きます。
影の下側はぼかしてベース色になじませ、上側は毛束を意識して透明色で削ります。
べた塗りのレイヤーの上に新規レイヤーを作り、メニューの[レイヤー]→[レイヤー設定]→[下のレイヤーでクリッピング]にチェックを入れます。こうすることでべた塗りの外にはみ出なくなります。
頭の形を意識しながら円弧を描くように、[不透明水彩]でベタ塗りの色より一段階暗い色をざっくりと置いていきます。
影の下部分は、[色混ぜ]ツール→[ぼかし]を使ってベタ塗りの部分となじませます。
影の上部分は毛束ごと円弧を描くように、透明色を選択した[不透明水彩]ブラシで削ります。
3. 毛束の流れと重なりに沿って影を加える
大きな影を作ったら、続いて髪の流れに沿って影を細かくしていきます。
髪の流れは、頭の頂点から毛先に向かっていくイメージです。髪が重なる部分や体に隠れる部分を意識しながら、毛束に沿って色を重ねていくと、髪の立体感が出やすくなります。
[不透明水彩]でざっくりと影を描いてから、[濃い水彩]の透明色で削っていくことで流れを表現します。
身体に隠れる部分、髪が重なっている部分などを重点的に、流れにそって影を足していきます。
4. 奥まった部分へ濃い影を少量加える
髪の流れに沿って影を塗れたら、もう一段階濃い影を[濃い水彩]で加えます。
髪が重なる奥や隙間など、光が届きにくい部分を中心に描き入れましょう。
広い範囲に塗ると髪全体が暗くなるため、作例のようにポイントを絞って少量使うのがコツです。
[丸ペン]を使ってさらに濃い影を描きます。この影を塗りすぎて髪の色全体が暗くなりすぎないように気を付けます。
以上で影を塗る工程は終わりです。
5. 髪色になじむハイライトでツヤを作る
髪のハイライトは、髪色になじむ明るい色を使い、頭の丸みに沿って円弧状に入れるのがポイントです。
白で固定せず髪色に近い明るい色を選ぶことで、髪らしいツヤを表現できます。
まず、影を塗ったレイヤーの上に新規レイヤーを追加します。
今回は青髪なので、青みがかったかなり明るい色を使います。[不透明水彩]で頭の丸みに沿って円弧状にハイライトを塗り、毛束の流れに合わせて上下を削ると、自然なツヤに仕上がります。
ハイライトを[不透明水彩]で上下から透明色で削ります。髪の毛束に沿って色を削り、髪のツヤを表現します。
[濃い水彩]も使い、ハイライトを描き足します。
髪の毛先にも細いハイライトを入れると繊細な印象になります。
以上でハイライトの工程は終わりです。
6. 毛先と前髪の色を調整して透明感を加える
最後に、髪全体の明暗を崩さない範囲で毛先へ別の色を薄く重ね、前髪には顔まわりの色をなじませます。仕上げに細い毛を少量描き足すと、髪の細かな質感も表現できます。
[エアブラシ(柔らか)]というブラシを使います。ふんわりとしたグラデーションを表現したいときなどに便利です。
新しくレイヤーを作り、髪の毛先側半分くらいに明るい水色のグラデーションを入れます。
このレイヤーの合成モードを「通常」から「ソフトライト」に変更すると、暗い色から明るい色へ、髪の色になだらかな変化をつけることができます。
レイヤーの合成モードについてはこちらで詳しく説明されています。
同じ手順で新規レイヤーを作り、髪の毛先にもう1色入れて、透け感を出します。
このとき前髪にも肌色を入れると、顔まわりが優しい印象になります。
最後に、新規レイヤーに[丸ペン]で細い髪を描き足します。情報量が増え、髪の繊細さも表現できます。
レイヤー構成の例
作例で使用したブラシ
この作例では、[不透明水彩]、[濃い水彩]、[丸ペン]、[エアブラシ(柔らか)]の3種類のブラシを主に使用しました。
ここでは、それぞれの特徴と作例での使い方を紹介します。
■不透明水彩
[不透明水彩]は、広い範囲をざっくり塗るのに適したブラシです。
この作例では、髪の大きな影やハイライトを塗るために使用しました。
不透明度は80%くらいにして、少しだけ下の色が透けるようにしています。
■濃い水彩
[濃い水彩]は、線の入り抜きがあるため、髪の流れを表現するのに便利なブラシです。
この作例では、毛束に沿った細かな影やハイライトを描くために使用しました。
また、透明色にして影やハイライトの形を整えるときにも使用しています。

■丸ペン
[丸ペン]は、線の輪郭がハッキリしているため、絵にメリハリをつけるのに適したブラシです。
この作例では、奥まった部分の濃い影や、仕上げの細い髪を描くために使用しました。
他の髪の塗り方も見比べて練習する
この記事では、髪のベタ塗りから、頭の丸みに沿った影、毛束の流れに沿った濃い影、ハイライト、毛先や前髪の色調整まで、透明感やツヤのある髪に仕上げる方法を紹介しました。
別のアプリでの作例を見たい方は、アイビスペイントで透明感のある髪を塗る別の作例も参考にしてください。
さらに髪の塗り方を学びたい方は、パルミーの月謝制講座『髪の塗り方講座』もおすすめです。
4人のプロの先生による実演から、影・ハイライト・仕上げなど、講師ごとの塗り方の違いを見比べながら、魅力的に仕上げるコツやテクニックを学べます。
パルミー月謝制では、初心者向けから応用まで幅広いイラスト講座をオンラインで受講できます。
講師の実演を見ながら、描き方のコツを学べるのも魅力です。
無料お試しも利用できるので、気になる講座を実際に受講してみましょう。
イラレポ
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髪に透明感やツヤを出すには、ベースの色を明るめにして、髪の流れに沿って影やハイライトを重ねるのがポイントです。毛先に色の変化を加えると、より透明感のある仕上がりになります。
この記事では、CLIP STUDIO PAINTを使って、髪のベタ塗りから影、ハイライト、仕上げまでの塗り方を6つの工程に分けて紹介します。
画像を見ながら、髪の流れや色の重ね方をチェックしてみましょう!
透明感・ツヤのある髪を塗る6工程
- 髪全体を明るめの色でベタ塗りする
- 頭の丸みに沿って大きな影を置く
- 毛束の流れと重なりに沿って影を細かくする
- 奥まった部分へ濃い影を少量加える
- 髪色になじむハイライトを入れる
- 毛先・前髪の色と細い毛を調整して仕上げる
この作例では、[不透明水彩]、[濃い水彩]、[丸ペン]の3種類のブラシを主に使用しています。
ブラシの名称や配置はアプリのバージョン・環境によって異なる場合があります。
同名のブラシが見つからない場合は、広い範囲に面で影を置けるブラシや、先の細い線を描けるブラシなど、作例と近い役割のものを選んでみてください。
1. ベースを塗る
[不透明水彩]と[濃い水彩]の2種類のブラシを使って、明暗や髪の流れを表現していきます。
肌や服が塗り終わった状態から作業を進めていきます。
最初に、ブラシや塗りつぶしツールを使って、線画にそって髪の範囲を1色で塗りつぶしておきます。はみ出しや塗り残しが無いように塗りましょう。
ベタ塗りする色は、あとで影を塗っていくうちに暗い色になってしまいがちなので、ベタ塗りの段階では理想の仕上がりイメージよりも明るめの色を選ぶとよいでしょう。 今回の髪色は濃い目の青に仕上げたいので、ベタ塗りの段階ではグレー寄りの落ち着いた青を選びました。
2. 頭の丸みに沿って大きな影を置く
髪全体をベタ塗りしたら、 頭を球体として捉え、顔まわりに円弧を描くように大きな影を置きます。
影の下側はぼかしてベース色になじませ、上側は毛束を意識して透明色で削ります。
べた塗りのレイヤーの上に新規レイヤーを作り、メニューの[レイヤー]→[レイヤー設定]→[下のレイヤーでクリッピング]にチェックを入れます。こうすることでべた塗りの外にはみ出なくなります。
頭の形を意識しながら円弧を描くように、[不透明水彩]でベタ塗りの色より一段階暗い色をざっくりと置いていきます。
影の下部分は、[色混ぜ]ツール→[ぼかし]を使ってベタ塗りの部分となじませます。
影の上部分は毛束ごと円弧を描くように、透明色を選択した[不透明水彩]ブラシで削ります。
3. 毛束の流れと重なりに沿って影を加える
大きな影を作ったら、続いて髪の流れに沿って影を細かくしていきます。
髪の流れは、頭の頂点から毛先に向かっていくイメージです。髪が重なる部分や体に隠れる部分を意識しながら、毛束に沿って色を重ねていくと、髪の立体感が出やすくなります。
[不透明水彩]でざっくりと影を描いてから、[濃い水彩]の透明色で削っていくことで流れを表現します。
身体に隠れる部分、髪が重なっている部分などを重点的に、流れにそって影を足していきます。
4. 奥まった部分へ濃い影を少量加える
髪の流れに沿って影を塗れたら、もう一段階濃い影を[濃い水彩]で加えます。
髪が重なる奥や隙間など、光が届きにくい部分を中心に描き入れましょう。
広い範囲に塗ると髪全体が暗くなるため、作例のようにポイントを絞って少量使うのがコツです。
[丸ペン]を使ってさらに濃い影を描きます。この影を塗りすぎて髪の色全体が暗くなりすぎないように気を付けます。
以上で影を塗る工程は終わりです。
5. 髪色になじむハイライトでツヤを作る
髪のハイライトは、髪色になじむ明るい色を使い、頭の丸みに沿って円弧状に入れるのがポイントです。
白で固定せず髪色に近い明るい色を選ぶことで、髪らしいツヤを表現できます。
まず、影を塗ったレイヤーの上に新規レイヤーを追加します。
今回は青髪なので、青みがかったかなり明るい色を使います。[不透明水彩]で頭の丸みに沿って円弧状にハイライトを塗り、毛束の流れに合わせて上下を削ると、自然なツヤに仕上がります。
ハイライトを[不透明水彩]で上下から透明色で削ります。髪の毛束に沿って色を削り、髪のツヤを表現します。
[濃い水彩]も使い、ハイライトを描き足します。
髪の毛先にも細いハイライトを入れると繊細な印象になります。
以上でハイライトの工程は終わりです。
6. 毛先と前髪の色を調整して透明感を加える
最後に、髪全体の明暗を崩さない範囲で毛先へ別の色を薄く重ね、前髪には顔まわりの色をなじませます。仕上げに細い毛を少量描き足すと、髪の細かな質感も表現できます。
[エアブラシ(柔らか)]というブラシを使います。ふんわりとしたグラデーションを表現したいときなどに便利です。
新しくレイヤーを作り、髪の毛先側半分くらいに明るい水色のグラデーションを入れます。
このレイヤーの合成モードを「通常」から「ソフトライト」に変更すると、暗い色から明るい色へ、髪の色になだらかな変化をつけることができます。
レイヤーの合成モードについてはこちらで詳しく説明されています。
同じ手順で新規レイヤーを作り、髪の毛先にもう1色入れて、透け感を出します。
このとき前髪にも肌色を入れると、顔まわりが優しい印象になります。
最後に、新規レイヤーに[丸ペン]で細い髪を描き足します。情報量が増え、髪の繊細さも表現できます。
レイヤー構成の例
作例で使用したブラシ
この作例では、[不透明水彩]、[濃い水彩]、[丸ペン]、[エアブラシ(柔らか)]の3種類のブラシを主に使用しました。
ここでは、それぞれの特徴と作例での使い方を紹介します。
■不透明水彩
[不透明水彩]は、広い範囲をざっくり塗るのに適したブラシです。
この作例では、髪の大きな影やハイライトを塗るために使用しました。
不透明度は80%くらいにして、少しだけ下の色が透けるようにしています。
■濃い水彩
[濃い水彩]は、線の入り抜きがあるため、髪の流れを表現するのに便利なブラシです。
この作例では、毛束に沿った細かな影やハイライトを描くために使用しました。
また、透明色にして影やハイライトの形を整えるときにも使用しています。

■丸ペン
[丸ペン]は、線の輪郭がハッキリしているため、絵にメリハリをつけるのに適したブラシです。
この作例では、奥まった部分の濃い影や、仕上げの細い髪を描くために使用しました。
他の髪の塗り方も見比べて練習する
この記事では、髪のベタ塗りから、頭の丸みに沿った影、毛束の流れに沿った濃い影、ハイライト、毛先や前髪の色調整まで、透明感やツヤのある髪に仕上げる方法を紹介しました。
別のアプリでの作例を見たい方は、アイビスペイントで透明感のある髪を塗る別の作例も参考にしてください。
さらに髪の塗り方を学びたい方は、パルミーの月謝制講座『髪の塗り方講座』もおすすめです。
4人のプロの先生による実演から、影・ハイライト・仕上げなど、講師ごとの塗り方の違いを見比べながら、魅力的に仕上げるコツやテクニックを学べます。
パルミー月謝制では、初心者向けから応用まで幅広いイラスト講座をオンラインで受講できます。
講師の実演を見ながら、描き方のコツを学べるのも魅力です。
無料お試しも利用できるので、気になる講座を実際に受講してみましょう。

椎野せら
ロングヘアの女の子が好きです ■GAノベル「魔王の娘は世界最強だけどヒキニート!」挿絵、E☆2(12周年記念号)等 ■ サークル「Gelatin*」で活動中
